中野 富雄(なかの とみお、1951年5月12日 - 2013年8月4日)は、日本のフルート奏者。
経歴
1951年(昭和26年)5月12日、福島県郡山市生まれ。東京芸術大学を卒業後同大学院を1978年(昭和53年)に修了。湯川和雄、吉田雅夫、金昌国、H・ペーターシュミッツに師事。この間、1976年(昭和51年)に第45回日本音楽コンクールに入選。翌年の1977年には、東京フィルハーモニー交響楽団に入団。1986年(昭和61年)まで首席奏者として活躍。大学院修了後の1980年(昭和55年)、ベルリン芸術大学に入学し翌年の1981年(昭和56年)同大学を首席で卒業。同年のプラハの春国際音楽コンクールでディプロマ賞を受賞。1987年(昭和62年)10月、NHK交響楽団に首席奏者として入団。各地で数多くのリサイタル、室内楽、ラジオ、テレビ等に多数出演、好評を博す[1]。また、義姉の中野真理とのデュオコンサートも大好評を博した。後進の指導[2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12]にも力を注ぎ東邦音楽大学特任助教授、武蔵野音楽大学講師を務め、神戸国際フルートコンクールの審査員、日本音楽コンクールの審査員、諮問委員も務めた。2013年(平成25年)8月4日、心不全のため死去[13]。享年62。なお、妻の中野久美子(調久美子)[14][15][16][17][18]、息子の中野一麻[19][20][21][22]もフルート奏者である。
主な作品
- 華麗なるフルートの饗宴!決闘(フルート:中野富雄・中野真理、 ピアノ:丸山和範 ディスクアート 1997年)[23]
ほか。
関連項目
脚注