神戸国際フルートコンクール(こうべこくさいフルートコンクール)は、兵庫県神戸市で開催されているフルート奏者(フルーティスト)のコンクール。
世界三大フルートコンクールのひとつとされる[1]。
概要
世界の有望な若きフルーティストを世界の楽壇に飛翔させることを願い、1985年ユニバーシアード神戸大会を契機に始まった。フルート単独の定期的国際コンクールでは世界唯一で、4年に一度開催される。
入賞者はエマニュエル・パユ、エミリー・バイノンをはじめ、今や世界のフルート界の主流を成しており、世界への登竜門として高い評価がある。
2015年、神戸市は財政健全化に向けての事業見直しの一環であるとして、同コンクールへの補助金の支出を打ち切ることを決め、同コンクールは存続の危機に立たされていた[2][3]が、2021年に第10回が開催された[4]。
大会役員概要
入賞者
- 1985年(第1回)
- 第1位 アリフェ=グルセン・タトゥ(トルコ、現在ドイツ・トロッシンゲン音楽大学教授)
- 第2位 佐久間由美子(日本、現在国立音楽大学客員教授)
- 第3位 ヴィセンス・プラット=パリース(スペイン、現在パリ管弦楽団首席奏者)
- 1989年(第2回) - 第1位2名
- 1993年(第3回) - 第1位なし
- 1997年(第4回)
- 2001年(第5回)
- 2005年(第6回) - 第1位2名、第3位2名
- 2009年(第7回)
- 2013年(第8回)- 第1位2名、第3位2名
- 2017年(第9回)- 第1位2名、第3位3名
- 第1位 エレーヌ・ブレグ(フランス、現在南西ドイツ放送交響楽団首席奏者)
- 第1位 ユ・ユアン(中国)
- 第3位 ハン・ヨジン(韓国)
- 第3位 アンナ・コンドラシナ(ロシア)
- 第3位 マリアンナ・ゾォナック(ポーランド)
- 2021年・2022年(第10回)- 第1位2名、第3位2名
- 第1位 ラファエル・アドベス・バヨグ(スペイン)
- 第1位 マリオ・ブルーノ(イタリア、現在カッセル州立歌劇場管弦楽団首席奏者)
- 第3位 マリアンナ・ユリア・ジョウナッチェ(ポーランド)
- 第3位 石井希衣(日本)
関連項目
脚注
外部リンク