化学において両性物質(りょうせいぶっしつ、英: amphoteric substance)とは、酸とも塩基とも反応する物質のことである[1]。多くの金属(亜鉛、スズ、鉛、アルミニウム、ベリリウムなど)と半金属は両性酸化物を作る。この他、アミノ基とカルボキシル基の両方を持つアミノ酸(双性イオン参照)、自己イオン化(英語版)化合物である水も両性物質に含まれる。
この他、Si, Ti, V, Fe, Co, Ge, Zr, Ag, Sn, Auも両性酸化物を作ることができる[2]。