上田 耕一(、1941年〈昭和16年〉4月2日[2][3][4] - )は、日本の俳優、声優。本名は山下 耕一[5]。アンテーヌ所属。身長172cm、体重73kg。東京都板橋区出身[5]。東京都立井草高等学校卒業[5]。
人物・経歴
高校時代に演劇部に所属していたことから、学校で公演を行っていた劇団と交流を持ち、高校卒業後に同劇団に入団[2]。劇団泉座[3]、劇団歴史座など[6]、劇団を転々としながら31歳まで舞台専門の俳優として活動[2][5]。東京俳優生活協同組合に所属し[3][6]、活動の場をテレビドラマに移す[2]。
1982年頃より映画に活動の主軸を移す。『キャバレー日記』への出演以来、日活ロマンポルノの常連俳優となる[2]。
伊丹十三、金子修介、大森一樹らの作品の常連出演者であり[7]、特にゴジラシリーズの最多連続出演記録を持ち、出演本数は延べ12作品を数える[8][4]。上田は、通常の映画ではデフォルメした演技を行っているが、ゴジラシリーズではゴジラよりも飛躍する必要はないため、リアリズムに徹していたという[9]。一方で、英語のセリフやメカを扱う演技などは苦手としていた[9]。
特撮作品では怪人のアフレコも担当していた[7]。
演技にあたっては、役を自分に近づけるのではなく、台本の中での役割に自分を合わせることを心がけている[2]。これは舞台で演じていたころから一貫しているといい、小さな劇団で様々な役を演じたことが幅広い役柄を演じることに役立ったとしている[2]。
出演
テレビドラマ
NHK
日本テレビ
TBS
フジテレビ
テレビ朝日
- 仮面ライダー 第52話「おれの名は怪鳥人ギルガラスだ!」(1972年、MBS) - ギルガラスの声
- 人造人間キカイダー 第22話「シロノコギリザメ 悪夢の12時間」(1972年) - シロノコギリザメの声
- キカイダー01(1973年) - シルバーハカイダーの声
- ジャンボーグA 第37話「出現! 恐怖の怪鳥エレキバード」(1973年、MBS) - 二子玉川園の警備員
- 荒野の用心棒 第30話(1973年) - 蜻蛉の直八
- 荒野の素浪人 第2シリーズ(1974年)
- 西部警察
- 西部警察
- 第7話「暴走刑事を撃て」(1979年) - 警視庁・立花刑事
- 第42話「ピエロの名演」(1980年) - 岡村ユウジ
- 第78話「射殺」(1981年) - 警視庁査問委員会の一員
- 第117話「目を開け!カウボーイ」(1982年) - 阿倍
- 西部警察 PART-II 第10話「大追跡!!静岡市街戦 -静岡・前篇-」(1982年) - 神原勉
- 西部警察 PART-III 第25話「長いお別れ」(1983年) - 暴力団・針尾商事社長
- 太陽戦隊サンバルカン 第12話「ダイヤを食う女王」(1981年) - シャドーX
- 特捜最前線
- 第278話「逮捕・魔の24時間!」(1982年)
- 第293話「木枯らしの街で!」 (1982年)
- 第308話「いつか逢った悪女!」(1983年)
- 第447話「約束・消えた女囚!」(1986年)
- 第499話「退職刑事船村・鬼」(1987年) - 田原
- ザ・ハングマン 第25話「さらばブラック怒りの爆死」(1981年、ABC) - 護衛
- 宇宙刑事ギャバン 第20話「なぞ?の救急病院!人類の大滅亡が迫る」(1982年) - ケラダブラー (人間態と声)
- 新・女捜査官 第13話「風俗最前線に消えた19歳の若妻」(1983年、ABC)
- ザ・ハングマンV(1986年)最終回 「マイホームの夢が消えて解散!!」(1986年) - 寺岡
- 赤かぶ検事奮戦記(1986年、ABC) - 竹島洋一
- 暴れん坊将軍II 第84話「命みじかく 燃やせ初恋!」(1984年) - 以蔵
- 女事件記者立花圭子(1992年) - 山根一平
- 流転の王妃・最後の皇弟(2003年) - 本庄繁
- 黒革の手帖(2004年) - 秋葉会長
- 相棒(2005年) - 坪井貞一
- 富豪刑事 第1シリーズ(2005年) - 菊田常務
- 歓喜の歌(2008年) - 武田正雄
- さよならが言えなくて(2009年) - 神江組長
- 佐方貞人シリーズ
- 最後の証人(2015年) - 「ふくろう」の店主
- 検事の死命(2016年) - 酒場の店主
- 検事の本懐(2016年) - 酒場の店主
- 土曜ワイド劇場
テレビ東京
WOWOW
映画
Vシネマ
テレビアニメ
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脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク