『三國無双』(さんごくむそう)は、1997年2月28日に光栄(現・コーエーテクモゲームス)から発売されたPlayStation用ゲーム。小説『三国志演義』を題材とした3D対戦格闘ゲームである。「コーエー定番シリーズ」などの廉価版も発売されている。
キャッチコピーは「剣が踊り、槍が閃く──並ぶ者なき驚異の武器格闘!」。
コーエーの開発チーム「ω-Force(オメガフォース)」の初開発作品で[1]、後に続編作品としてPlayStation 2用ソフト『真・三國無双』シリーズが発売されるが、「無双乱舞」などの要素やキャラクターのモーションが引き継がれているものの、格闘ゲームではなく一対多数の三人称視点3Dアクションゲームに変更されている。
一定条件を満たすとプレイヤーとして使用可能になる。
一定条件を満たし、隠しコマンドを入力するとプレイヤーとして使用可能になる。
オプション画面で聞けるイメージソング『BLUE SKY BLUE'SO BLUE』は聖麗美少女隊セレスが歌っている。この曲は歌手の吉川麻衣子がセレスに提供したものであり、後に一部歌詞を変更し吉川自身の曲となった完成版『そらのかけら』として、1998年~1999年にかけて名古屋テレビ制作・テレビ朝日系にて放送されたアニメ『Bビーダマン爆外伝』の初代EDテーマに使用された。
当時のコーエーはシミュレーションゲームで知られており、会社規模で新しいことに取り組みたいと考えた当時の社長・襟川陽一により、ω-Forceが結成され、本作がデビュー作となった[2]。本作は対戦型格闘ゲームである以上、史実を忠実に再現するよりも、キャラクターの個性を誇張する形でキャラクターの区別化を図った。たとえば、許褚は恰幅の良い人物として描かれた一方、典韋はスキンヘッドの男性として描かれた[3]。
『真・三國無双』シリーズのプロデューサーを務める鈴木亮浩は、2020年のインタビューの中で、コーエーが格闘ゲームを作ることを疑問視する声があったことを認めており、発売後に開発を外注していると誤解された際は、外注で作られたゲームと同等の完成度であるという評価でもあり、作っている自分たちとしてはうれしかった一面もあったと振り返っている[2]。
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