ヴィム・キーフト(Wim Kieft、1962年11月12日 - )は、オランダ出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはFW。
経歴
地元アムステルダムに本拠地を置くアヤックスにてプロデビューすると、所属していた4年間で3度のリーグ優勝を経験した。1982年8月には、19歳9ヶ月16日(最年少記録)でリーグ戦50得点をマークした[2]。10代で50得点を記録したのはキーフトただひとりである。自身も1981-82シーズンにはエールディヴィジの得点王となり、ヨーロッパ・ゴールデンシューにも選ばれている。1983年にセリエAに昇格したばかりのピサへと移籍するも、すぐにセリエBへと降格した。1984-85シーズンは15ゴールを決め、1985-86シーズンに再びクラブをセリエAに昇格させ、同年にトリノへと移籍した。翌年、PSVに移籍し、一年間のボルドー移籍を挟んでPSVでプレー、1987-88シーズン、チャンピオンズカップ決勝のベンフィカ戦では延長PK戦で2番手のキッカーとしてPKを成功させ[3]、優勝を果たしたが、同年のインターコンチネンタルカップ、ナショナル戦では延長PK戦でPKを失敗した一人となり、チームは敗れた[4]。1994年に現役を引退した。
オランダ代表としては1982年3月23日のスコットランド戦で代表初ゴールを決めた[5]。UEFA欧州選手権1988では3試合に出場、グループリーグのイングランド戦でファンバステンのゴールをアシスト、アイルランド戦で1ゴールを決めた[5]。決勝では出場機会を得られなかったが、優勝を果たした。1990 FIFAワールドカップでは途中出場などで4試合に出場グループリーグ初戦のエジプト戦で1ゴール[5]、第3戦のアイルランド戦ではフリットのゴールをアシストするなど、決勝トーナメント進出に貢献した[5]。UEFA EURO '92にも招集され、準決勝のデンマーク戦に途中出場した[5]。1993年9月22日、ワールドカップ予選のサンマリノ戦で代表では最後の出場を果たした。43試合11ゴールの成績を残した。
2009年8月、古巣PSVアイントホーフェンのリザーブチームのコーチに就任した[6]。
個人成績
代表での成績
- 出典
オランダ代表 | 国際Aマッチ |
年 | 出場 | 得点 |
1981 |
1 |
0
|
1982 |
5 |
1
|
1983 |
0 |
0
|
1984 |
2 |
2
|
1985 |
5 |
3
|
1986 |
1 |
0
|
1987 |
0 |
0
|
1988 |
5 |
2
|
1989 |
4 |
1
|
1990 |
8 |
1
|
1991 |
5 |
0
|
1992 |
6 |
1
|
1993 |
1 |
0
|
合計 |
43 |
11
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脚注
外部リンク
タイトル・受賞歴 |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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