ワット・ローカヤスターラーム(Wat Lokayasutharam、タイ語: วัดโลกยสุธาราม)はタイのアユタヤ県アユタヤ市にある仏教寺院の廃墟である。ワット・ローカヤスター (Wat Lokaya Suttha) ともいわれ、日本では「ワット・ロカヤスタ[2](ロカヤスタ寺院[3])」などの表記が多い。建設は後期アユタヤ王朝中期で、67.5メートル四方の基壇の跡が残り、当時は周壁内に本堂のほか多くの仏教施設があった[3]。アユタヤ王朝陥落時(1767年)に大部分がビルマ軍の破壊に遭い、現在は Phra Buddha Sai Yat という涅槃仏(タイ語: พระพุทธรูปปางไสยาสน์)が残る[1]。涅槃仏は北方を頭に西を向いて寝ており[3]、全長は37メートル(29m[3])、高さは8メートル(5m[3])[4]。その構築は、煉瓦で形を積み上げた後に漆喰で固めたものである[2]。1956年、タイ芸術局により復元された[3]。
脚注
参考文献
- มานพ ถนอมศรี: อยุธยา เมืองประวัติศาสตร์ มรดกโลก, กรุงเทพ ฯ: พี พี เวิลด์ มีเดีย, 2547, p.205
関連項目
外部リンク