ロマン主義博物館(スペイン語: Museo del Romanticismo)は、スペイン・マドリードにある国立博物館。ロマン派博物館[1]とも。
説明
ロマン主義博物館が入っている建物は、18世紀末の新古典主義建築の宮殿が19世紀に改築されたものである[1]。ベガ・インクラン侯爵など個人収集家の寄贈品を元にして[1]、1924年にロマン主義博物館(Museo Romántico)として開館。フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)、フェデリコ・デ・マドラーソ(1815-1894)、アントニオ・マリア・エスキベル(1806-1857)などの19世紀スペイン絵画のコレクション[2]、ヘナロ・ペレス・ビジャミル(1845-1898)による風景画[2]、レオナルド・アレンサ(英語版)(1807-1845)による『Los románticos o Suicida』[2]、ローマ主義画家バレリアーノ・ベクケル(英語版)(1833-1870)によるいくつかの絵画[2]などを有している。ロマン主義の家具としては、アントニオ・ガビエ大臣のマホガニーの椅子[1]、イサベル2世のピアノ[1]などがある。
1962年にはこの建築物が重要文化財に指定された。2009年にはMuseo del Romanticismoと名称をわずかに変更して再スタートを切った。博物館の展示品にはロマン主義作家のマリアーノ・ホセ・デ・ラーラ(英語版)に関する品物がある。
マドリード地下鉄1号線または10号線のトリブナル駅から徒歩5分[1]。
主な絵画コレクション
脚注
外部リンク