南軍の私掠船として1862年9月12日に就役したが、直後にアメリカ連合国海軍のG. N. ホリンズ代将が徴用し、ミシシッピ川下流で活動した。1861年10月12日、A. W. ワーレイ大尉を艦長として、マナサスはホリンズ代将が実施した北軍封鎖艦隊奇襲攻撃に参加した。これはヘッドオブパッシーズの海戦として知られているが、この戦いにおいてマナサスはUSS リッチモンド(USS Richmond)に衝角攻撃をかけた、しかしながら、横に随伴していた石炭運搬船のため、その衝撃は一部分は吸収されてしまった。他方、マナサスは鉄の艦首と煙突を失い、2基搭載されたエンジンの内1基が停止してしまった。このため、マナサスは一時戦線を離れることとなった。マナサスはUSS プレブル(USS Preble)からの砲撃にさらされたが、装甲のおかげでこれをそらすことが出来た。マナサスの再就役は2ヵ月後であったが、この際に連合国海軍に購入され、正式にCSS マナサスとなった[5]。
戦後数年経て出版された、『南北戦争の戦闘と指導者達(Battles and Leaders of the Civil War)』[8]によると、マナサスの乗員の一人が北軍の水兵に跳ね飛ばされたとされているが、ワーレイ艦長によるマナサスの公式戦闘報告書では1863年8月13日の戦闘での負傷者はいない[9]。
脚注
略語
Official atlas: Atlas to accompany the official records of the Union and Confederate armies.
ORA (Official records, armies): War of the Rebellion: a compilation of the official records of the Union and Confederate Armies.
ORN (Official records, navies): Official records of the Union and Confederate Navies in the War of the Rebellion.
^ abcde
Gleason, Hall (1937). Old Ships and Ship-Building Days of Medford. Medford, MA: J.C. Miller. p. 77
^A history of the United States Navy from 1775 to 1902, Volume 2, Edgar Stanton Maclay, Roy Campbell Smith, p. 315
Silverstone, Paul H. (2006). Civil War Navies 1855–1883. The U.S. Navy Warship Series. New York: Routledge. ISBN0-415-97870-X
Still, William N., Jr. (1985). Iron Afloat: The Story of the Confederate Armorclads (Reprint of the 1971 ed.). Columbia, South Carolina: University of South Carolina Press. ISBN0-87249-454-3