ニュースは1863年11月に進水したが、未だ艤装が必要であった。1864年4月にはノースカロライナの内陸河川においてR. F. ピンクニー中佐が指揮する4隻からなる艦隊の1隻となった。しばらくして、陸軍の徴兵のために乗員が未熟なこともあって、ニュースはキンストン近くで座礁してしまった。最終的には離礁に成功したものの、ほぼ1ヶ月間の間ニュースは動けなかった。その後、陸軍からの支援が十分得られなかったこともあり、ニュースはキンストンの周辺から動くことが出来ず、浮かぶ要塞として働いた。1865年3月、キンストンが北軍の攻撃にさらされると、ニュースの乗員は艦首、艦中央、艦尾にしかけた火薬を爆発させた。ニュースは水線のやや下から燃え、川底に沈み、急速に進撃するウィリアム・シャーマンが率いる北軍による鹵獲を免れた。戦後しばらくして、浅い川底から大砲、砲架やその備品、碇、鉄製衝角、砲郭の装甲晩、スクリューとそのシャフト、蒸気機関、などが引き揚げられた。砲弾を含むその他は沈んだままであり、それらが引き揚げられたのはおよそ100年後であった。
引き揚げ
沈没からおよそ100年後、ニュースの船体下部が発見された。1963年におよそ15000点の遺物と共にニュースは引き揚げられた。遺物は丁寧に分類された。ニュースの船体はキンストンの川沿いにある州立CSS ニュース歴史施設で展示されていた[2][3]。2013年からはキンストンのダウンタウンにある、空調の整ったCSS ニュース南北戦争解釈センター(CSS Neuse Civil War Interpretive Center)に展示されている[4][5][6]。
Bright, Leslie S., Rowland, William H., and Bardon, James C. C.S.S. Neuse, A Question of Iron and Time. Division of Archives and History, North Carolina Department of Cultural Resources, Raleigh, NC. 1981. ISBN 0-86526-187-3.
Campbell, R. Thomas. Southern Thunder: Exploits of the Confederate States Navy, White Maine Publishing, 1996. ISBN 1-57249-029-2.
Campbell, R. Thomas. Southern Fire: Exploits of the Confederate States Navy, White Maine Publishing, 1997. ISBN 1-57249-046-2.
Campbell, R. Thomas. Fire and Thunder: Exploits of the Confederate States Navy, White Maine Publishing, 1997. ISBN 1-57249-067-5.
Silverstone, Paul H. (2006). Civil War Navies 1855–1883. The U.S. Navy Warship Series. New York: Routledge. ISBN0-415-97870-X
Still, William N., Jr. (1985). Iron Afloat: The Story of the Confederate Armorclads (Reprint of the 1971 ed.). Columbia, South Carolina: University of South Carolina Press. ISBN0-87249-454-3