マッシモ・タンブリーニ(Massimo Tamburini、1943年11月28日 - 2014年4月5日 )はイタリアのオートバイ設計者である。
ビモータ
1973年ビモータを共同設立。社名末尾の「タ」(Ta )はタンブリーニの姓から採られている。
ビモータは元々空調設備の会社だったが、タンブリーニは1972年に趣味のオートバイレースで転倒、大破した自らのホンダCB750をフレームから作り直した。これが後のビモータHB1の原型であり、ビモータとしての第1号車でもあった。この車両が評判になり、1973年ビモータは本業とは別にビモータ・メカニカとしてフレーム・ビルダーとしての業務を開始した。そのフレームを採用したレースチームが活躍し、1980年にはヤマハTZ350のエンジンを搭載したレーサーYB3が世界GPの350CCクラスで優勝するなどした結果、ビモータは空調設備の業務を止めてオートバイ製造会社へ転向することとなった。タンブリーニがカジバに移るまでの全ビモータ車両[1]は彼の設計である。
CRC
1983年カジバに移籍[2]し、カジバの他、当時その傘下であったドゥカティやモト・モリーニ、MVアグスタなどの車両も設計した。設計車両には以下のものがある。
脚注
- ^ HB3まで、KB3まで、SB4まで、YB3まで。DB1に関してはどこまで関わったか明らかになっていない。
- ^ タンブリーニが設立した「タンブリーニ・デザイン」が後にカジバ資本の「カジバ・リミニ」、さらには「カジバリサーチセンター」(Centro Ricerche Cagiva 、CRC)となった。