マインディング(Minding, 2013年2月10日 - )は、鹿毛の競走馬である。主な勝ち鞍は2015年モイグレアスタッドステークス、フィリーズマイル、2016年英1000ギニー、英オークス、プリティーポリーステークス、ナッソーステークス、クイーンエリザベス2世ステークスである。
経歴
2歳時(2015年)
2015年にレパーズタウン競馬場の未勝利戦でデビューし、2着に敗れた。2戦目で勝ちあがると、3戦目のデビュータントステークス(G2)で重賞初挑戦となり、2着に敗れた。次走はG1初挑戦となるモイグレアスタッドステークス(G1)であったが、前走の勝ち馬バリードイル(Ballydoyle)を3/4馬身差退けて勝利した。更に、ライアン・ムーア騎手に乗り替わって挑んだフィリーズマイル(G1)も勝利してG1競走2勝目となった。マインディングはこの年の活躍で、カルティエ賞最優秀2歳牝馬に選出されている[1]。
3歳時(2016年)
3歳初戦は英1000ギニー(G1)に出走。圧倒的1人気に支持されると、バリードイル(Ballydoyle)に3馬身半差をつけて圧勝した。この勝利をうけて、管理するエイダン・オブライエン調教師は英ダービー(G1)の可能性を残しつつも、愛1000ギニー(G1)と英オークス(G1)が目標であると示唆した[2]。3週間後、マインディングは愛1000ギニー(G1)に出走したが、前走破ったジェットセッティング(Jet Setting)のアタマ差2着に敗れた。しかし、続く英オークス(G1)では再び圧倒的1人気に支持されると、2着馬に1馬身3/4差をつけて勝利した。
更に、古馬との初対戦となるプリティーポリーステークス(G1)で2着馬に4馬身半差をつけて勝利し、続くナッソーステークス(G1)でも後のブリーダーズカップ・フィリー&メアターフの勝ち馬クイーンズトラスト(Queen's Trust)を抑えて勝利した。G1競走3連勝となったマインディングは愛チャンピオンステークス(G1)に出走したが、勝ち馬アルマンゾルや後の凱旋門賞馬である2着馬ファウンド(Found)に敵わず3着に敗れた。その後はクイーンエリザベス2世ステークス(G1)に出走して勝利し、この年を7戦5勝で終えている。
また、この年の活躍により、カルティエ賞最優秀3歳牝馬及び年度代表馬に選出された[3]。
4歳時(2017年)
7ヶ月ぶりの実戦となった4歳初戦はムーアズブリッジステークス(G2)を3馬身半差で勝利したものの、故障により現役続行を断念した[4]。
競走成績
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離 |
着順 |
騎手 |
着差 |
1着(2着)馬
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2015.06.11 |
レパーズタウン |
未勝利 |
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芝7f
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2着 |
J.ヘファーナン |
2 1/2馬身 |
Tanaza
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2015.06.25 |
レパーズタウン |
未勝利 |
|
芝6f
|
1着 |
J.ヘファーナン |
5 1/2馬身 |
(The Yellow Bus)
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2015.08.22 |
カラ |
デビュータントS |
G2 |
芝7f
|
2着 |
C.オドノヒュー |
2馬身 |
Ballydoyle
|
2015.09.13 |
カラ |
モイグレアスタッドS |
G1 |
芝7f
|
1着 |
J.ヘファーナン |
3/4馬身 |
(Ballydoyle)
|
2015.10.09 |
ニューマーケット |
フィリーズマイル |
G1 |
芝8f
|
1着 |
R.ムーア |
4 1/2馬身 |
(Nathra)
|
2016.05.01 |
ニューマーケット |
英1000ギニー |
G1 |
芝8f
|
1着 |
R.ムーア |
3 1/2馬身 |
(Ballydoyle)
|
2016.05.22 |
カラ |
愛1000ギニー |
G1 |
芝8f
|
2着 |
R.ムーア |
アタマ |
Jet Setting
|
2016.06.03 |
エプソム |
英オークス |
G1 |
芝12f
|
1着 |
R.ムーア |
1 3/4馬身 |
(Architecture)
|
2016.06.26 |
カラ |
プリティーポリーS |
G1 |
芝10f
|
1着 |
R.ムーア |
4 1/2馬身 |
(Bocca Baciata)
|
2016.07.30 |
グッドウッド |
ナッソーS |
G1 |
芝10f
|
1着 |
R.ムーア |
1 1/4馬身 |
(Queen's Trust)
|
2016.09.10 |
レパーズタウン |
愛チャンピオンS |
G1 |
芝10f
|
3着 |
R.ムーア |
3 1/2馬身 |
Almanzor
|
2016.10.15 |
アスコット |
クイーンエリザベス2世S |
G1 |
芝8f
|
1着 |
R.ムーア |
1/2馬身 |
(Ribchester)
|
2017.05.01 |
ネイス |
ムーアズブリッジS |
G2 |
芝10f
|
1着 |
R.ムーア |
3 1/2馬身 |
(Moonlight Magic)
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繁殖牝馬
現役引退後は繁殖牝馬として日本のノーザンファームに預託され、2019年に初仔となる父ディープインパクトの牡馬が誕生した[5]。
翌2020年には父ディープインパクトの牝馬を出産している[6]。
2023年8月19日に産駒ヘンリーロングフェローがフューチュリティーステークスを勝利して産駒重賞初制覇[7]。更に9月11日にヴィンセントオブライエンステークスを勝利して産駒G1初制覇を挙げた[8]。
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馬名
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生年
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性
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毛色
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父
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馬主
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厩舎
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戦績
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出典
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初仔
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マインディングの2019
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2019年
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牡
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鹿毛
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ディープインパクト
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(未出走)
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[9]
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血統表
脚注
出典
外部リンク