一般社団法人ボーイズ・バラエティー協会とは、ボーイズ芸(楽器を使用した漫談風の演芸)を中心に漫才、漫談、曲芸など様々な芸人が所属する団体である。日本演芸家連合に加盟している。
概要
1965年(昭和40年)に「東京ボーイズ協会」として発足。その後、ボーイズ芸として楽器と話術に長けたグループが減った為、門戸を広げ漫才、漫談、歌手などに幅広い芸人を集めた「ボーイズバラエティ協会」となった。2019年(令和元年)9月5日より「一般社団法人ボーイズ・バラエティー協会」として法人化[1][2]。
歴代会長
出典:ボーイズ・バラエティー協会のあゆみ - YouTube
役員
- 令和5年度[3]
役職
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本名
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芸名(コンビ・ユニット名)
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代表理事(会長)
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中川高
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川田恋(灘康次とモダンカンカン)
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理事(副会長)
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前山親子
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紅チカコ(くれないぐみ)
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理事
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菊地仁 小林謙太 武田貴行 遠藤満 海老原順子
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菊地仁(チャーリーカンパニー) こばやしけん太 ポンちゃん一座 遠藤三流(33フリッパ) 紅ジュン(くれないぐみ)(事務局)
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監事
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田口義朗
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風呂わく三
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相談役
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出沼俊浩 田口徹 鈴木正之
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大川ひろし ヒッポ・たぐ グレート義太夫
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定席興行
- 浅草東洋館 - 奇数月の下席(21-29日)が定席となっている(なお、30日は特別興行「特選 ボーイズ&バラエティ」として本協会員がメインで出演する)。興行では本協会員のほか、円楽一門会(主に三遊亭好楽一門)、落語立川流所属の落語家、講談協会所属の講談師(2023年7月より)が出演することがある。2012年3月までは毎月定席興行が行われていたが、近年の漫才協会の隆盛に煽られた形で、東京演芸協会(偶数月下席)と交互で興行を行っている。
所属会員
ボーイズバラエティ協会ホームページプロフィール掲載順(2024年8月現在)[4]。名前後ろの括弧内は芸種。一部の会員は落語協会にも所属しており、協会の定席に出演できる。☆印は落語協会にもしょぞく
- 川田恋(灘康次とモダンカンカン)(歌とおしゃべり)
- 大川ひろし(ギタリスト)
- チャーリーカンパニー(高橋テツ、菊地仁)(コント)
- くれないぐみ(紅チカコ、紅ジュン)(お笑いバラエティ、漫才)
- エリザベス(くれないぐみの紅チカコによる漫談)
- 甘味けんじ(ぼうず漫談)
- のこぎりキング下田(のこぎり音楽)
- ストレート松浦(ジャグリング)☆
- ヒッポ・たぐ(ギター漫談)
- 風呂わく三(漫談)
- 社会人Z(漫談)
- 寒空はだか(漫談)☆[注 1]
- 岡大介(カンカラソング)☆
- 菊仙(太神楽曲芸)
- ポンちゃん一座(腹話術)
- 33フリッパ(GYON、遠藤三流)(漫才)
- めおと楽団ジキジキ(世田谷きよし、カオルコ)(面白音楽)☆
- グレート義太夫(ギター漫談)
- さいたまんぞう(漫談)
- 米粒写経(サンキュータツオ、居島一平)(漫才)☆
- 令和歌謡ペーソス(島本慶、米内山尚人、スマイリー井原)(音楽)
- こばやしけん太(音まね芸)
- 小沢ゆかり(歌手)
- 生田目彰彦(バラエティギタリスト)
- 深美よう子(歌手)
- ひらたのりこ(ピアノ)
- ふじ健介・東京助(ふじ健介、東京助)(漫才)
- チープユニット 宇奈月満(コント)
- 松田洋子(司会)
- 宗田千恵子(語・演・歌)
- 清水英彰(漫談)
- ピエロのまーくん(ピエロ芸)
- 夏木えいじ(歌手)
- 五条哲也(歌手)
- タブレット純(ムード歌謡漫談)☆
- 上の助空五郎(漫談)
- カルーア啓子(オートレース漫談)
- 恋ちゃんためちゃん(川田恋と生田目彰彦のコラボユニット)
- 東京さんた(アコーディオン漫談)
- はさみ家紙太郎(紙切り)
- 若菜春夫(デザイン部)
- 堀尾和孝(アコギ漫談)
- ザ・カンカンズ(川田恋と生田目彰彦とひらたのりこのコラボユニット)
- ウルルJUN(ウクレレ漫談)
- マジシャン・たけし(マジック)
- 荒木巴(マジック)
- わたらい良(江戸売り声)
- 太平洋(曲芸)
- Bちゃん(ギター漫談)
- さちまる。(ものまね)
- マジシャンまひろ(マジック)
- 知香(ものまね)
- 白丸(悉知政裕、泉弟)(漫才)
- 陳銘軒/竹村ゆうき(変面チンミン)
- 杉原徹 -TE`TSU-(ヴォードヴィル)
- ミニッツ(音楽漫才)
- マジシャン真優
- リスボン上田(ジャグリング)
- YUKI(曲芸マジック)
- サブリミット(曲芸・和のサーカス)
- 鰯家猫輔(音曲師)
- ジャンボリー鶴田(ロックンロール漫談)
落語家レギュラー出演者
- 五代目円楽一門会所属
- 落語立川流所属
このほか、両派所属の前座(円楽一門会:けろよん、愛二郎、げんき、立川流:のの一、談声、公四楼)に加え、講談協会所属の前座(一龍斎貞心門下の貞司、貞介、神田山緑門下の山兎、山慶)が交代で定期的に前座として出演している(進行の補助も担当)。
過去の主な所属会員(故人を含む)
脚注
注釈
- ^ 2023年8月1日付で落語協会準会員として入会。
- ^ 2022年11月23日、死去。79歳没。[5]
- ^ 2023年7月16日、多臓器不全のため死去。82歳没。[6]
- ^ 病気療養のため、チャーリーカンパニーを脱退。その後、2014年11月18日に死去[7]。66歳没。
- ^ 2023年12月23日死去[8]。81歳没。
- ^ 以前は「東西寄席演芸家名鑑2」(東京かわら版刊、2021年)に芸協所属芸人として掲載されていたが、2022年9月まで同協会公式サイトのプロフィールは未掲載状態だった。同年9月8日付で芸協入会がリリースされ、同協会公式サイトにプロフィールも掲載されるようになった[9]。
出典
外部リンク