ヘレフォードシャー(英: Herefordshire, )は、イングランドのウェスト・ミッドランズに位置する典礼カウンティ。北でシュロップシャーと、東でウスターシャーと、南東でグロスターシャーと、西でウェールズのモンマスシャーおよびポーイスと隣接する。州庁所在地および最大都市はヘレフォード。
面積は2,180平方キロメートル、人口は約19万人で、イングランドで最もひなびた地域のひとつである。主要な都市や町としてヘレフォードのほかレオミンスター、ロス=オン=ワイン、レドベリーがある。行政上は単一自治体に分類される。
州の中央部は低地で、ワイ川やその支流のラグ川が流れる。そこから東へ、ウスターシャーにまたがり特別自然美観地域に指定されているマルバーン丘陵が連なる。南部のワイ川渓谷も特別自然美観地域になっており、ウェールズまで続いている。西部にはブラック山地が広がり、ウェールズとの境界にウェールズ最高峰(703.6メートル)のブラック山がある。
歴史的には、イングランドとウェールズの緩衝地帯(ウェルシュ・マーチーズ)の一部であった。州内は農地が大部分で、果物やシードル、ヘレフォード種の牛の繁殖で知られる。
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