フォックス諸島
フォックス諸島(英:Fox Islands)は、アリューシャン列島の一部でアンドリアノフ諸島とアラスカ半島の間に位置する諸島である。アメリカ合衆国アラスカ州に属する。
地理
一年を通して、霧が多く発生している。また、暗礁が多いことから航海困難な場所となっている。アリューシャン列島を構成する他の島々(諸島)と同様に、フォックス諸島は頻繁に地震が起きている。
島嶼
ウガマク島、ウニマク島、ウナラスカ島、ウィズロー島、オグチュル島、オーガンゲン島、ダービン島、プストイ島、ポア島、アドゥガク島、サナック島、エイクタック島、アナングラ島、アマクナック島、ティガルダ島、アクン島、アクタン島、ウムナック島、アマックタ島、エッグ島、サマルガ島、セダンカ島、ウナルガ島、ディア島、バード島、ホッグ島、タンジク島、タンジナック島、ガーゴイル諸島
クレニッツァン諸島
歴史
アリューシャン列島の先住民族であるアレウト族が何世紀にもわたって居住していたが、ロシア海軍によって採用されたヴィトゥス・ベーリング(デンマークのナビゲーター)はロシアの毛皮商人、猟師のために新しい狩猟場を求めて、1741年にヨーロッパ人としてこの地を初めて訪れた。
1942年、アマクナック島のダッチハーバー(Dutch Harbor)を日本海軍が空襲した。
由来
ロシアの探検家や毛皮商人によって、18世紀に島の名前が与えられた[1]。
地震史
アリューシャン列島とフォックス諸島は環太平洋造山帯の一部に含まれているため、地震がたびたび発生する。
フィクションにおけるフォックス諸島
メタルギアシリーズのメタルギアソリッドの作中で、シャドー・モセス島事件 (Shadow Moses Incident)としてフォックス諸島が出ている。
内容は、オールド・モセスの活動によって戦後誕生した孤島で断崖絶壁に囲まれており、付近の漁師ですら容易に近づくことが困難であり、一般地図には表記されておらず、漁師からは「影のモセス(シャドーモセス)」と呼ばれ、伝説の島として語り継がれている。島内は核廃棄施設が建設中で、その裏では、兵器開発の研究所兼工場となっている。アームズテック社と国防高等研究計画局によって、メタルギアREXが建造された。滑走路がなく、物資を自給自足するための発電施設、溶鉱炉がある。
2005年にアラスカのフォックス諸島沖にある孤島シャドー・モセス島の核兵器廃棄所で、メタルギアREXの演習を行っていたFOXHOUNDと次世代特殊部隊がその島を占拠する事件が起こる。MGS4では、この事件を略して「モセス事件」と呼ばれている。
スネークが再訪した2014年には、地球温暖化の影響(海面上昇)によって、フォックス諸島全体が消滅しかかっている状態で、美鈴からは「忘れ去られた島」と評され、シャドー・モセス島事件から9年が経ったあとも、施設や設備などが当時のまま放置されていた。また、メタルギアREXも回収されておらず、破棄されていた。「シャドー・モセス島」を略して、「モセス島」と呼ばれる。
関連項目
参考資料