ピードモント(英語:Piedmont)は米国のローリーとシャーロットを結ぶ旅客列車。1995年から運行され、アムトラック及びノースカロライナ州運輸局が共同で運営する。ニューヨークとシャーロットを北東回廊経由で結ぶカロリニアン号の「姉妹列車」である。
沿革
1990年から運行されたカロリニアン号の利用者増加に伴い、ノースカロライナ州の州都ローリーと最大都市シャーロット間でカロリニアン号とは別の列車を運行することが、州政府により計画された。アムトラックが運行に難色を示したため、ノースカロライナ州運輸局が客車をアムトラックから購入、ディーゼル機関車をアムトラックからリースすることとした。ローリー・シャーロット間の線路を保有するノーフォーク・サザン鉄道が求めていたシャーロット駅の改築等を経て、1995年5月26日に運行開始。2010年6月5日からは1日2往復に増便された[1][2]。
2011年からは、連邦政府からの4.6億ドルの資金をもとに、ローリー駅の改築も含めた、設備改善事業が開始[3]。2018年6月4日より1日3往復に増便され[4]、2023年には4往復への増便が計画されている[5]。
停車駅
ローリー - ケーリー - ダーラム - バーリントン - グリーンズボロ - ハイポイント - ソールズベリー - カナポリス - シャーロット
脚注
- ^ Bob Johnston (May 2010). “"North Carolina debuts Piedmont Service"”. Trains Magazine. Kalmbach Publishing.
- ^ “Rail News - New mid-day train boosts North Carolina's Amtrak ridership. For Railroad Career Professionals” (英語). Progressive Railroading. 2021年1月7日閲覧。
- ^ March 22. “North Carolina reaches fast-train deal | Trains Magazine” (英語). TrainsMag.com. 2021年1月7日閲覧。
- ^ “Rail Service Being Added Across NC”. ncnn.com. 2021年1月7日閲覧。
- ^ “Following Tillis’ Push, Department of Commerce Awards $80 Million Grant to North Carolina DOT” (英語). Thom Tillis, U.S. Senator for North Carolina (2020年5月22日). 2021年1月7日閲覧。