スペインの考古学者・民俗学者であるホセ・ミゲル・デ・バランディアランは1960年に『バスク神話』(Mitología vasca)を著している。ハンス=ヴィルヘルム・ハウシヒ(Hans-Wilhelm Haussig)が1973年に編集した『古代ヨーロッパにおける神々と神話』(Götter und Mythen im Alten Europa)の中でも、バランディアランがバスク神話について1章を割いている。1972年にはバスク大百科事典(La Gran Enciclopedia Vasca)の第7巻として『バスク神話絵入り辞典』(Diccionario ilustrado de mitología vasca)が刊行され、同年バランディアラン全集の刊行が開始され、第1巻は前述の絵入り辞典となっている[1]。