ナショナル・インタレスト(英:The National Interest)は、アメリカ合衆国で発行されている雑誌。
概要
アメリカ合衆国のワシントンD.C.に拠点を置く センター・フォー・ザ・ナショナル・インタレスト(英語版)[1](旧ニクソンセンター)[2]から発行されている隔月刊の外交専門誌。本誌は名誉会長にヘンリー・キッシンジャーを据える。発行部数は1万部。現実主義的な立場に立った論調で知られ、国際的な社会・文化・経済・歴史の差異に注意を払った編集方針を採る。競合誌『フォーリン・アフェアーズ』に対しては、その内容が外交政策の技術的側面に偏っているとして、しばしば批判的である。英称"The National Interest"は、直訳すると「国益」。
ナショナル・インタレストの記事は、アメリカ国内・国外を問わず多くのメディアに引用掲載されている。主なものに、ニューヨーク・タイムズ(米)、フィナンシャル・タイムズ(英)、オーストラリアン(豪)、新東亜(韓)、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(アメリカ資本、本部はパリ)がある。
1989年にはフランシス・フクヤマの論文「歴史の終わり」を掲載し、論争を呼んだ。
沿革
- 1985年 アーヴィング・クリストルによって創刊
- 1989年 フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」を掲載
- 2001年 ナショナル・アフェアーズ社からニクソン・センターに発行元交代
脚注
関連項目
外部リンク