ドルジュ県 (ドルジュけん、ルーマニア語:Judeţul Dolj)は、ルーマニア・オルテニア地方の県。県都はクラヨーヴァ。東部をオルト県、西部をメヘディンチ県、北部をゴルジュ県とヴルチャ県、南部をブルガリアのモンタナ州とヴラツァ州と隣接する。
人口統計
人口は599,442人(2021年国勢調査)。主要民族構成は下記の通りである[1]。
年
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県人口[2]
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1948
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615,301
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1956
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642,028
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1966
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691,116
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1977
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750,328
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1992
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762,142
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2002
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734,231
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2011
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660,544
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2021
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599,442
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地理
面積は7,414平方キロメートルである。県全体が平野部で、南部でドナウ川が広い谷を形成する。県中央部をジウ川が流れる。その他にも小さな河川があり、小さな谷を形作っている。ドナウ川流域谷の水路には小さな湖やたくさんの池がある。県の6%ほどの地域はオルテニア・サハラと呼ばれる砂漠地帯である[3]。
経済
農業が主要産業となっている。穀物、野菜、ワイン生産がされる土地が広がる。その他産業は主として南西部最大の都市クラヨーヴァに集中する。
- 自動車産業 - デウ自動車が工場をかまえていた。2006年8月終わり頃には、ルーマニア政府はデウの51%のシェアを獲得し転売する計画であった。ゼネラルモータースとルノーがこの工場に関心を示している。
- 電機産業と輸送設備
- 航空産業
- 化学薬品製造
- 食品・飲料製造
- 織物産業
- 機械部品製造
ドナウ河岸に小さな港ベケト(Bechet)とカラファトがある。
観光
- クラヨーヴァ
- カラファト
- ドナウ河畔での釣り
- バイレシュティ
行政区画
県は3つの都市、4つの町、104の基礎自治体からなる。
主な都市
脚注