現在の組織の概形ができたのは1969年。当時の旧西ドイツで航空宇宙技術に関わっていた3つの組織、空気力学研究所 (Aerodynamische Versuchsanstalt, AVA)、ドイツ航空研究所 (Deutsche Versuchsanstalt für Luftfahrt, DVL)、ドイツ航空研究協会 (Deutsche Forschungsanstalt für Luftfahrt, DFL) の合併により、ドイツ航空宇宙研究所 (Deutsche Forschungs- und Versuchsanstalt für Luft- und Raumfahrt, DFVLR) が設立された。
1980年代から1990年代にかけては、頻繁に改組が行われた。1988年、DFVLRはドイツ航空宇宙研究所 (Deutsche Forschungsanstalt für Luft- und Raumfahrt, DLR) に改名された。[3](ただし、日本で用いられた訳語は「ドイツ航空宇宙研究所」のまま[3])翌1989年、DLRとは独立にドイツ宇宙機関 (Deutsche Agentur für Raumfahrtangelegenheiten, DARA) が編成されるが、1997年にDLRと合併し、現在のドイツ航空宇宙センター (Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt, DLR) となった。