トーマス・デファンティ (Thomas A. DeFanti, 1948年 - ) は、アメリカ合衆国 の技術者 。コンピュータグラフィックス の研究者であり、開拓者。バーチャルリアリティ 技術に大きく貢献した人物でもある。
略歴
1970年代初頭にオハイオ州立大学 コンピュータグラフィクス研究グループの Charles Csuri の下で、PhDの研究を行い、PDP-11 /45上で動作するGRASSプログラミング言語en:GRASS (programming language) を作成した。これは1977年 の映画スター・ウォーズ でのデス・スター の攻撃シミュレーションシーンに使用されている(制作はラリー・キューバ)。
1973年 には、イリノイ大学 シカゴ校に移り、ダニエル・サンディンとともに、彼は Circle Graphics Habitat(現在の EVL)を創立した。
EVLで行われた重要な研究として、バリー・ホームコンピュータ用のグラフィックス・システムの開発、科学計算における可視化(1987年、全米科学財団が後援)の共同編集、PHSCologramsの開発、およびCAVEの開発が挙げられる。
DeFantiは、SIGGRAPH の組織化とカンファレンスの発展に大きく寄与した。1981年 から1985年 まで chair を、初期のフィルムとビデオによるプレゼン(現在のElectronic Theatre)の co-organizer を務めた。1979年 、SIGGRAPHビデオレビュー(コンピュータグラフィックスの研究についてのビデオアーカイブ)を発足させた。
米国コンピュータ学会(ACM)のフェロー。
1988年 、ACMの Outstanding Contribution アウォード、2000年 、SIGGRAPHの Outstanding Service および UIC(イリノイ大学シカゴ校)の Inventor of the Year Award を受賞した。
外部リンク