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トロピカル号(近鉄バス)最末期の車両
トロピカル号(トロピカルごう)は、かつて近鉄バスが運行していた大阪市 - 鹿児島市を結ぶ夜行高速バスである。2016年9月30日の鹿児島出発便(大阪出発便は前日の29日)をもって運行休止となった。
かつては鹿児島交通(2004年南九州バスネットワークに移管)と共同運行しており、同社での呼称はトロピカルライナーであったが、南九州バスネットワークは2006年8月31日の会社解散に伴い撤退している。
概要
かつて大阪と鹿児島とを結ぶ夜行高速バスは阪急バス(のちに阪急観光バスに移管)・南国交通陣営の「さつま号」とのダブルトラックによる競合となっており、さらに本路線開設当時は、南海バス・林田バス陣営の堺・なんば - 鹿児島線「サザンクロス号」とのトリプルトラックによる競合となっていたが、1994年に本路線に統合された。その後、2012年9月末をもって「さつま号」は運行休止(翌年に正式廃止)となり、さらに本路線の運行休止に伴い、両都市間はもとより鹿児島と本州方面とを結ぶ夜行高速バスは全て消滅することとなり、運行開始から27年6ヶ月の歴史に幕を下ろした。
航空路線(特に格安航空会社の路線)や旧高速ツアーバスとの競合に加え、2011年に九州新幹線が全線開業し山陽新幹線新大阪駅への直通運転を開始したこと(新大阪から始発の新幹線に乗れば鹿児島には午前中に到着)が、本路線に甚大な打撃を与えた。
以下、運行休止時点(2016年9月30日まで)でのデータを記す。
- 運行頻度:1日1往復。座席指定制のため、あらかじめ乗車券を購入しなければならない。
- 所要時間:12時間23分(下り)・12時間26分(上り)
運行会社
近鉄バスの鹿児島側の運行支援は鹿児島交通鹿児島支社が担当。
沿革
トロピカル号(近畿日本鉄道)
運行開始当時の車両
かつて共同運行していた南九州バスネットワークの同型式車両
(撮影時「桜島号」にて使用中)
- 運行開始当初、大阪市内の乗降場所は上本町バスセンターとあべの橋バスステーションであった。
- 大阪行きのみ。これに伴い上本町への停車を廃止。ただし、鹿児島行きに関しては上本町への停車を継続。
運行経路・停車停留所
太字は停車停留所。近畿地区内のみ及び鹿児島県内のみの利用は不可。2012年1月10日改正。
- あべの橋〈JR天王寺駅〉 - 近鉄なんば駅西口〈OCAT〉 - 大阪駅前〈地下鉄東梅田駅〉 - 神戸三宮〈ミント神戸〉 - (阪神高速道路・神戸淡路鳴門自動車道・山陽自動車道・関門橋・九州自動車道) - 鹿児島空港南 - 鹿児島北IC - (国道3号・鹿児島市内方面) - 鹿児島中央駅 - 天文館 - 鹿児島本港〈高速船ターミナル〉
- 途中休憩は鹿児島行きが福石PA、大阪行きが宮原SAで行われる。これ以外に数か所のSAまたはPAに停車するが、乗務員交代と車両点検のみであり乗客は車外へは出られない。
使用車両・車内設備・サービス
- 使用車両
- 日野・ニューセレガ(27人乗りハイデッカー車)
- 車両都合時ならびに2号車以降の続行便においては日野・セレガR28人乗りスーパーハイデッカー車
- 車内設備・サービス
- 3列独立シート
- トイレ
- 冷蔵庫に紙パック茶のサービスあり。
- コンセント
- プラズマクラスターエアコン
- 座席仕切カーテン
- その他、続行車においては時として4列シートの観光タイプ車(トイレ無し)が使用されることもあった。
脚注
関連項目