アントニー・ラフィク・“トニー“・カーン (1982年 10月10日 - )は、アメリカ の実業家、スポーツプロモーターである。
オール・エリート・レスリング (AEW)の創設者兼共同オーナーとして最も知られており、同団体の最高経営責任者 、ゼネラルマネージャー 、エグゼクティブプロデューサー 、クリエイティブ責任者も務める[ 1] 。
NFL のジャクソンビル・ジャガーズ とプレミアリーグ のフラムFC のオーナーである実業家シャヒド・カーン の息子。彼は両組織で幹部職を務めており、ジャガーズでは最高戦略責任者、フラムでは副会長兼フットボール運営部長を務めている。カーンが関わっているその他の事業には、トゥルーメディア・ネットワークス、アクティビスト・アーティスト・マネジメント、リング・オブ・オナー (ROH)などがある。
青年時代
1982年 10月10日、イリノイ州 シャンペーン ・アーバナ で、パキスタン 系アメリカ人の父シャヒド・カーンとアメリカ人の母アン・カールソンの間に生まれる。シャヒドは、自動車 バンパー を供給するFlex-N-Gateのオーナーであり億万長者。トニーは、2001年 にユニバーシティ・ラボラトリー高校を卒業し、 2007年 にイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 で金融学の理学士号を取得した。
ビジネス
アメリカンフットボールとサッカー
ジャクソンビル・ジャガーズ
トニーは2012年7月に父親のチーム買収に伴いジャクソンビル・ジャガーズに経営参加。現在はフットボール分析担当とシニア・プレジデントを務めている。
フラムFC
2017年2月22日、トニーはフラムの副会長兼運営責任者に任命された。現在もフラムの選手の発掘、評価、採用、契約を監督している。
プロレス
オール・エリート・レスリング
2018年 、熱狂的なプロレスファンであるトニーは、ベンチャー のためにいくつかの商標を申請し、新しいプロレス団体オール・エリート・レスリング (AEW)であることが確認された。同社は2019年 1月1日に正式に発表され、初イベントである『Double or Nothing』は2019年5月25日にネバダ州 ラスベガス のMGMグランド・ガーデン・アリーナ で開催された。 カーンはAEWの社長、CEO、ゼネラルマネージャー、エグゼクティブプロデューサー、クリエイティブ責任者を務めている。
テレビ番組のストーリーに積極的に参加しているわけではないが、今後のイベントやその他の正当な事項に関する発表を行うため、時折出演しており、ストーリー上は最高権威者であると考えられている。2024年 4月 24日のダイナマイト のエピソードでは、The Elite (ヤングバックス 、オカダ・カズチカ 、ジャック・ペリー )にリングで襲われパイルドライバー で病院送りにされる。そのシーンは翌日のNFLドラフト でも話題になり全米中の注目を浴びた。
2019年~2022年までレスリング・オブザーバー・アワードの年間最優秀プロモーター賞。2020年~2022年まで最優秀ブッカー賞を受賞した。
その他の事業
ボストン を拠点にスポーツ産業の分析を専門とするエンジニアリング 会社「TruMedia Networks」のオーナー。カーンは2015年にTruMedia Networksを買収し、彼の所有下で同社はスポーツ分析エンジニアリングサービスを拡大し、 ESPN 、ナショナルフットボールリーグ 、ゼブラ・テクノロジーズ 、メジャーリーグ の60%以上のクラブを顧客に抱えている。
^ “大物レスラーを次々引き抜き! アメリカに誕生した謎の金満プロレス団体『AEW』の全貌 - スポーツ - ニュース ”. 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2019年2月12日). 2022年2月13日 閲覧。