『トゥ・ラヴ・サムバディ』(To Love Somebody)は、ニーナ・シモンが1969年に発表したスタジオ・アルバム。
概要
1967年から1969年にかけてニューヨークのRCAスタジオでレコーディングは行われた。プロデュースはストラウド・プロダクションズ。ビージーズの2曲のカバー、「トゥ・ラヴ・サムバディ」と「アイ・キャント・シー・ノーバディ」はダニー・デイヴィスがプロデュースを務め、ジミー・ウィズナーが編曲を担当した[1]。
ドン・アライアス(ドラムズ)、ジーン・A・パーラ(フェンダー・ベース)、アル・シャックマン(ギター)、ウェルドン・アーヴィン(オルガン)らが録音に参加。バッキング・ボーカルはドリス・ウィリンクガム(ドリス・デュークの名で知られる歌手)とヴァーディア・クロフォードが務めた。
「レヴォリューション (パート1)」と「レヴォリューション (パート2)」以外はすべてカバー曲で構成されており、そのうち3曲はボブ・ディランの作品である(「アイ・シャル・ビー・リリースト」「親指トムのブルースのように」「時代は変る」)。
1969年5月、「スザンヌ」[2]をA面、「ターン・ターン・ターン」をB面とするシングルが発売された[3]。
収録曲
- Side 1
- スザンヌ - Suzanne - 4:21
- 作詞作曲:レナード・コーエン
- ターン・ターン・ターン - Turn! Turn! Turn! (to Everything There Is a Season) - 3:41
- 作詞作曲:ピート・シーガー(トラディショナル)
- レヴォリューション (パート1) - Revolution (Part 1) - 2:53
- 作詞作曲:ウェルドン・アーヴィン、ニーナ・シモン
- レヴォリューション (パート2) - Revolution (Part 2) - 1:54
- 作詞作曲:ウェルドン・アーヴィン、ニーナ・シモン
- トゥ・ラヴ・サムバディ - To Love Somebody - 2:42
- 作詞作曲:バリー・ギブ、ロビン・ギブ
- Side 2
- アイ・シャル・ビー・リリースト - I Shall Be Released - 3:55
- 作詞作曲:ボブ・ディラン
- アイ・キャント・シー・ノーバディ - I Can't See Nobody - 3:10
- 作詞作曲:バリー・ギブ、ロビン・ギブ
- トム・サムズ・ブルース - Just Like Tom Thumb's Blues - 4:52
- 作詞作曲:ボブ・ディラン
- 時代は変る - The Times They Are A-Changin - 6:00
- 作詞作曲:ボブ・ディラン
脚注