テリー・キルバーン(Terry Kilburn , 1926年11月25日 - )は、イギリスのロンドン出身の元子役。一部のクレジットではテレンス・キルバーンまたはテランス・キルバーンと表示されていた。
経歴
1926年11月25日にイギリスのロンドンにて、ロンドンバスの車掌を務めるトム・キルバーンと主婦のアリス・キルバーンの息子として生まれた[1]。幼児期は有名人の物真似をする寄席芸人として活動していた[2]。
ハリウッドに挑戦したいという夢を両親に話して受け入れられ、アメリカ合衆国に移住した[2]。エディ・カンターが担当するラジオ番組に出演した後、1938年製作の映画『海国魂(英語版)』で映画初出演を果たした[2]。『クリスマス・キャロル(英語版)』の最後のシーンの「私達みんなに神の祝福がありますように」と『チップス先生さようなら』の最後のシーンの「さようなら。チップス先生」という彼が発した台詞は映画史上でも特に有名なラストの台詞になっている[3]。この2作品の他にデビュー作の『海国魂』と、『新ロビンソン漂流記(英語版)』でも重要な役を演じた。
高校を卒業した後は映画よりも舞台での活動を優先させるようになった[2]。カリフォルニア大学ロサンゼルス校ではドラマについて学んだ[2]。最後の出演映画となった1962年製作の『ロリータ』では名も無き「男」を演じた[4]。
1970年から1994年までミシガン州ロチェスターに位置するオークランド大学(英語版)のメドウブルック劇場で芸術監督を務めていた[5]。
私生活
2013年のインタビューではメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)の学校に通っていた時期、隣の席にジュディ・ガーランドが座ったことがあり、その魅力に引き込まれてすぐに彼女に恋心を抱くようになったと話している[1]。
50年以上の同性愛パートナーだった俳優のチャールズ・ノルテ(英語版)は2010年1月に亡くなった[6]。
主な出演映画作品
脚注
外部リンク