テケテケとは、下半身が欠損した姿で描写される亡霊、もしくは妖怪の呼び名、またはそれにまつわる話の題名である。
両腕を使い移動する際に「テケテケ」という音がするため、この名で呼ばれるとされている[1]。
「噂話」「怪談」「都市伝説」として語られており、いくつかのバリエーションが存在する。また、カシマさんと同一視されることもある[2]。
北国で女性が線路に落下し、電車に轢かれて上半身と下半身に切断されたが、余りの寒さによって血管の先が凍り付いて止血され[3]、暫くの間苦しみながら周りへ助けを求めたものの、駅員の判断によってブルーシートをかけられ、女性はその後しばらくして死んだ、という都市伝説がある。この話の場合、自分を見捨てた人間を恨んでいるため、足探しではなく、人間を殺すこと自体を目的としている[4]。
「テケテケ」のストーリーは大きく二つのパートに分かれる。
まず逸話を紹介し、恐怖心を煽った後に、「この話を聞いた者のところにも現れる」と付け加えることで、さらに恐怖心を増幅するためである[5]。