『チルドレン・オブ・イーサ』(Children of Ether)は、アメリカ合衆国の短編アニメーション作品。動画配信サービスのcrunchyrollにとって初のオリジナルアニメ作品となる[1][2][3]。
2017年7月に米国で限定劇場公開された後、ストリーミングサービスで視聴可能となった[1]。日本国内での放送・配信は未定[3]。
概要
本作はcrunchyrollが初めてオリジナル作品として作った日米合作アニメで、文明崩壊後のマンハッタンの廃墟を舞台にしたSFアドベンチャー[4]。crunchyrollの依頼で、『キャノン・バスターズ(英語版)』などを手掛けたアメリカ人クリエイターのラショーン・トーマスが監督を務めた[5][6]。
トーマスの推薦により、アニメーション制作は日仏のスタッフから成るYapiko Animationが担当し、スタッフにはキャラクターデザインに『ミチコとハッチン』の清水洋、絵コンテに『ワンパンマン』『スペース☆ダンディ』の夏目真悟、作画監督に『ガッチャマン クラウズ』の高橋裕一、アニメーターに『電脳コイル』の磯光雄などが参加している[6][7][8]。オリジナルサウンドトラックの作曲と演奏は英国人ミュージシャンのミスター・ハドソン(英語版)、初期のコンセプトデザインは、米国のコミックアーティスト、ロナルド・ウィンバリー(英語版)が提供している[7][8]。
2017年7月26日に、crunchyroll主催の「crunchyrollムービー・ナイト」シリーズの一環として、メイキング映像が全米300館で劇場公開された[2][4][7]。
あらすじ
暗い過去と不思議な力を持つ女性ロンダが、父親の死後、正体不明の襲撃者に追われる姿を描いている。荒廃したメトロポリスで生き残るため、ロンダは自身の知恵と2人の孤児に助けられながら、襲撃者、ギャング、超自然現象を回避していく。しかし、ロンダは自分の中にある力をの大きさを、まだ理解していない。彼女は友人や敵と出会いながら、自分の中に目覚めたこの力、「The Ether」についての答えを探さなければならない[7][8]。
登場人物
- Rhonda
- 声 - Camille Winbush
- Pint
- 声 - Lola Wayne Villa
- Copper
- 声 - Jaden Michael
- Gio
- 声 - Josh Keaton
- Leon
- 声 - Max Talisman
ほか
スタッフ
- 原作・監督:ラショーン・トーマス
- キャラクターデザイン:清水洋
- 絵コンテ:夏目真悟
- 助監督:玉村仁
- 作画監督:高橋裕一
- シニアアニメーター:高橋裕一、磯光雄、田村篤、アントワーヌ・アンティン、ジェイミー・ヴィッカース
- アニメーター:セドリック・エロール、アレクサンドル・ウルマン、エディ・メホング、ヤン・ル・ガール
- ジュニアアニメーター:エティエンヌ・ギニャール、ミリアム・フォーラティ
- 3Dアニメーター:ジャン=ルイ・ヴァンデストック
- セットデザイン:ブノワ・マイロション
- アートディレクション:サイナ・シセ
- レイアウト:ヤン・ル・ガール
- チーフカラーリスト:佐々木梓
- アニメーション制作:Yapiko Animation
- プロデューサー:ジャン=ルイ・ヴァンデストック、エディ・メホング
- 制作責任者:セヴリーヌ・ヴァレット、熊田朋子、武川愛理
- スタジオ(彩色):グラフィニカ
- スタジオ(撮影):pH studio
- 翻訳者:熊田朋子、ヤヨイ・ドレイカー
- オリジナルコンセプトデザイン:ロナルド・ウィンバリー(英語版)
- 音楽(作曲・演奏):ミスター・ハドソン(英語版)
- 脚本: ラショーン・トーマス、ニコラス・サーケトル(テレプレイ)
- 追加開発:ブランドン・イーストン
脚注
外部リンク