ダニー(Danny)こと、ダニエル・ミゲル・アルヴェス・ゴメス(Daniel Miguel Alves Gomes、 1983年8月7日 - )は、ベネズエラ出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはMF。
経歴
ベネズエラのカラカスにポルトガル人の両親の元で生まれる。14歳の時にマデイラ諸島にある祖母の家に移住する[2]。
クラブ
2001年、CSマリティモでプロデビュー。1年目ながらも、20試合5得点の活躍をした。翌2002-03シーズンにはウーゴ・ヴィアナがスポルティングCPからニューカッスル・Uに移籍するのに伴い、ダニーはウーゴ・ヴィアナの代理人だったジョルジュ・メンデスからスポルティングCPに引き抜かれた[2]。しかし、壁に当たり、わずか1年でマリティモ(形式はレンタル移籍)へ復帰する。復帰後はレギュラーとして活躍し、アテネオリンピックのエントリーメンバーに選出された。再度スポルティングへ復帰するが、出場機会は少ないままに終わる。2005年、ロシアのFCディナモ・モスクワへ移籍。鳴り物入りでFCポルトから加入したポルトガル代表MFマニシェ、ブラジル人FWデルレイに比べネームバリューに欠け、活躍できるか疑問符が付いていたが、チームの中心的存在として活躍した。
2008年8月にディナモ・モスクワからFCゼニト・サンクトペテルブルクへ移籍した。その際の移籍金はディナモ・モスクワが2005年5月にマニシェの獲得に使った1600万ユーロを超え、ロシア・プレミアリーグ史上最高額の3000万ユーロであった[3]。
ゼニトでのデビュー戦となった2008年8月29日のUEFAスーパーカップ・対マンチェスター・ユナイテッドFC戦では決勝ゴールを決めマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。9月30日、UEFAチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦ではアンドレイ・アルシャヴィンのクロスに合わせて同点ゴールを決めた。2009年5月、練習中に膝十字靭帯を損傷し、年内絶望の大怪我を負い[4]、2009年シーズンのリーグ戦出場はわずか9試合に終わった。
2010年は完全復調を遂げ、ゼニトのリーグ、カップ戦と2冠達成に貢献し、ロシア年間最優秀サッカー選手賞を受賞した。
2012年2月6日、練習中に右膝前十字靭帯を断裂し、8か月の長期離脱を余儀なくされることになった[5]。
2017年6月27日、SKスラヴィア・プラハに加入した[6]。
2018年7月22日、CSマリティモに復帰した。
代表
ポルトガル代表としては、UEFA U-21欧州選手権2004ではエントリーメンバーとして、チームの3位の立役者となり、同年夏に開催されたアテネオリンピックでもエントリーメンバーとして参戦した。
2008年8月20日のフェロー諸島代表戦 (5-0) でA代表デビュー。同年11月19日のブラジルとの親善試合で代表初得点を挙げる。前述の1回目の大怪我で離脱した時期もあったが、2010 FIFAワールドカップのエントリーメンバーに選出された。監督がカルロス・ケイロスからパウロ・ベントに変わってからも継続的に選出されていたが、前述の2回目の大怪我でUEFA EURO 2012への出場が絶望的になった。
人物
所属クラブ
- →
CSマリティモ 2003-2004 (loan)
代表歴
獲得タイトル
- スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガル
- FCゼニト・サンクトペテルブルク
- SKスラヴィア・プラハ
脚注
外部リンク