ダニエル・ギブソン(Daniel Hiram Gibson, 1986年2月27日 - )はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身の元バスケットボール選手。NBAのクリーブランド・キャバリアーズで活躍。ポジションはポイントガード。188cm、86kg。愛称はBoobie。
経歴
大学はテキサス大学でプレイ。2年生の時にはビッグ12カンファレンスのサードチームに選出されている。3年生には進学せず、2006年のNBAドラフトにアーリーエントリーし、クリーブランド・キャバリアーズから2巡目42位の指名を受けた[1]。
ルーキーシーズンとなった2006-2007シーズン、ドラフト下位指名者のギブソンはシーズン中にはさほどプレイタイムを与えられず、1試合平均4.6得点1.2アシスト1.5リバウンドと平凡な数字に終わったが、プレイオフでは一変。チーム史上初のNBAファイナル進出を掛けたデトロイト・ピストンズとのカンファレンスファイナルシリーズでは、勝負どころで次々とシュートを決める強心臓ぶりを発揮。シリーズ中に大出世を遂げたギブソンは6試合中3試合で二桁得点を記録し、特に最終第6戦では5本全てのスリーポイントを成功させ、チームハイとなる31得点を稼ぎ出し、チームをファイナルに導いた。ファイナルの大舞台でもルーキーの怖いもの知らずは続き、1戦目2戦目はチームで2番目の得点を挙げ、3戦目からは故障を抱えたラリー・ヒューズに代わって先発に起用された。
翌07-08シーズンにはオールスターのルーキーチャレンジに出場する。この試合で彼が放ったシュートは全てスリーポイントシュートで、20本のうち11本を沈め、ルーキーチャレンジの最多記録を更新した。33得点の活躍でソフォモアチームを勝利に導き、ルーキーチャレンジのMVPに選ばれた。オフシーズンにはキャブスと5年2080万ドルで再契約に合意。2013年までキャバリアーズ一筋でプレーした。
NBA個人成績
レギュラーシーズン
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2006–07
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
60 |
16 |
16.5 |
.424 |
.419 |
.718 |
1.5 |
1.2 |
.4 |
.1 |
4.6
|
2007–08
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
58 |
26 |
30.4 |
.432 |
.440 |
.810 |
2.3 |
2.5 |
.8 |
.2 |
10.4
|
2008–09
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
75 |
0 |
23.9 |
.391 |
.382 |
.767 |
2.1 |
1.8 |
.6 |
.2 |
7.8
|
2009–10
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
56 |
10 |
19.1 |
.466 |
.477 |
.694 |
1.3 |
1.3 |
.4 |
.1 |
6.3
|
2010–11
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
67 |
15 |
27.8 |
.400 |
.403 |
.822 |
2.6 |
3.0 |
.7 |
.3 |
11.6
|
2011–12
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
35 |
7 |
26.2 |
.351 |
.396 |
.791 |
2.9 |
2.2 |
.7 |
.5 |
7.5
|
2012–13
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
46 |
3 |
20.0 |
.340 |
.344 |
.703 |
1.3 |
1.8 |
.7 |
.1 |
5.4
|
Career
|
|
397 |
77 |
23.5 |
.402 |
.407 |
.780 |
2.0 |
2.0 |
.6 |
.2 |
7.8
|
プレーオフ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2007
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
20 |
2 |
20.1 |
.431 |
.409 |
.884 |
1.6 |
1.1 |
.6 |
.2 |
8.3
|
2008
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
11 |
0 |
25.8 |
.449 |
.452 |
.714 |
1.7 |
2.5 |
.6 |
.2 |
9.0
|
2009
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
14 |
0 |
12.3 |
.325 |
.357 |
1.000 |
.5 |
.4 |
.1 |
.2 |
3.4
|
2010
|
クリーブランド・キャバリアーズ
|
5 |
0 |
4.6 |
.286 |
.250 |
1.000 |
.6 |
.2 |
.0 |
.0 |
1.4
|
Career
|
|
50 |
2 |
17.6 |
.415 |
.407 |
.871 |
1.2 |
1.1 |
.4 |
.2 |
6.4
|
プレイスタイル
レブロン・ジェームズにマークが集中し、フリーになり3ポイントシュートを連発というのが得意技。そのため、レブロンからも厚い信頼を得ている。規定数に達しなかったため目立たなかったが、実はルーキーシーズン怪我をするまでは3P成功率3位だった。2年目の2007-2008シーズンも、そのシュートタッチはさらに向上し、成功率4位という成績を残した。
関連項目
脚注
外部リンク
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ルーキーチャレンジ | |
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ライジング・スターズ・チャレンジ | |
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