ダクノン省(ダクノンしょう、ベトナム語:Tỉnh Đắk Nông / Tỉnh Đắc Nông 発音)は、ベトナムの省(地方自治体)の一つ。省都はザーギア(ベトナム語:Thành phố Gia Nghĩa)。地名は東ムノン語で「ムノン湖」、「ムノンの水」を意味する"dak mnong"に由来。
地理
中部高原に位置し、北はカンボジア(モンドルキリ州)に、東はダクラク省に、南はラムドン省に、西はビンフオック省に接している。
ボーキサイトを豊富に産出する。
2億年前から1.65億年前頃のゴンドワナ大陸時代の地理的特徴を残しており、数万年前頃の火山活動によるクレーターや滝、アジア有数の洞穴などがある。その地形的形態と土壌や気候的な特徴、生物多様性と生態系の豊かさもあり、ダクノンには古くからムノン族(英語版)、マ族、エデ族(英語版)などの先住民族が居住しており、40以上の民族による文化多様性も豊かとの理由で、2020年にユネスコ世界ジオパークに認定された[1]。
行政区画
1市7県で構成される。
歴史
2004年にダクラク省から南部6県が分割されて成立した。
住民
民族
キン族, エデ族(英語版), ヌン族, モン族, タイー族。
言語
宗教
脚注
外部リンク