デンマークで演奏するジョーイ・バロン(2014年)
ジョーイ・バロン (Joey Baron 、1955年 6月26日 - )は、ビル・フリゼール やジョン・ゾーン との活動で知られるアメリカ合衆国 ヴァージニア州 出身のアヴァンギャルド・ジャズ ・ドラマー。
来歴
バロンは1955年6月26日、バージニア州リッチモンド生まれ。9歳のとき、独学でドラムの演奏方法を学んだ。10代で、ロック・バンドやディキシーランド・ジャズ のグループで演奏した。高校卒業後、バークリー音楽大学 に進学、1年間を過ごした。1970年代初めにロサンゼルスへ移り、カーメン・マクレエ やアル・ジャロウ と演奏するプロのキャリアをスタートした。バロンはフリーランスのドラマー、セッション・ミュージシャンとして、チェット・ベイカー 、スタン・ゲッツ 、ディジー・ガレスピー 、ハンプトン・ホーズ らと活動した[1] 。
1982年にニューヨークに移ると、ギタリスト、ビル・フリゼール と活動を共にするようになり、彼の音楽キャリアの中で頻繁に一緒に演奏することとなる。また、レッド・ロドニー 、フレッド・ハーシュ、エンリコ・ピエラヌンツィ 、マーク・ジョンソン のグループで演奏するようになった。1980年代後半に入り、ニッティング・ファクトリーで定期的に演奏し始め、アヴァンギャルド・ジャズ・シーンで大きなポジションを占めるようになると、歌手のローリー・アンダーソン と一緒に録音したり、ジョン・ゾーン との長い付き合いが始まったりした。数年間、彼はゾーンのプロジェクト、ネイキッド・シティ とマサダ に参加した[1] 。
バロンはデヴィッド・ボウイ のアルバム『アウトサイド 』(1995年)に貢献した。ボウイは、後にバロンを絶賛した。「メトロノームが恐怖で揺れ出すほどに、彼の演奏はとても安定しているんだ」[2] 。
ディスコグラフィ
リーダー・アルバム
脚注
外部リンク