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ジェイムズ・エルロイ(2015年)
ジェイムズ・エルロイ (James Ellroy, 1948年 3月4日 - )は、アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス 出身の小説家 。本名はリー・アール・エルロイ (Lee Earle Ellroy)。特に犯罪小説で知られている。アメリカの暗部を抉る時代描写、必要最小限まで説明を省く電文体のスタイルに特徴がある。その作風から「アメリカ文学界の狂犬」とも呼ばれている。
経歴
10歳の時、看護師だった母が何者かに殺害される(犯人は現在も不明)。その後、父親に引き取られるが、17歳の時に父親も死去する。高校中退後、空き家に住んだり、下着泥棒をしたり、ドラッグの売人をしたりして過ごす。アルコール中毒で入院したこともある。20代の後半に文学に目覚め、小説を書き始める。母の死についてエルロイが独自に調査を重ねた手記は『わが母なる暗黒 』として出版されている。
1987年、「ブラック・ダリア事件 」を題材にした『ブラック・ダリア』で注目を浴びる。同作はブライアン・デ・パルマ 監督が2006年に同名で映画化 した。『ブラック・ダリア』を皮切りとした「暗黒のL.A.」4部作(『ブラック・ダリア』、『ビッグ・ノーウェア』、『L.A.コンフィデンシャル』、『ホワイト・ジャズ』)を発表する。『L.A.コンフィデンシャル 』はカーティス・ハンソン の手によって映画化され、『タイタニック 』にアカデミー賞 の票を奪われるも、犯罪映画の佳作として評価された。第4部に当たる『ホワイト・ジャズ』はジョー・カーナハン 監督によって映画化企画が進められている。
小説以外にも、映画原案としてカート・ラッセル 主演の『ダーク・スティール 』、キアヌ・リーブス 主演の『フェイク シティ ある男のルール 』(脚本も脚本家2名と共同執筆)を手がけている。
「暗黒のL.A.」4部作完成後は、「アンダーワールドU.S.A.」3部作に取りかかる。1960年代のケネディ 政権とマフィア の暗躍を虚実ないまぜに活写した第1部『アメリカン・タブロイド 』(1995年)を発表。2001年に第2部『アメリカン・デス・トリップ 』を発表。第3部『アンダーワールドUSA 』Blood's a Rover が2009年9月に出版された。
身長185cmの大柄。2006年、ヘレン・ノード と2度目の離婚をした。カンザス州 在住。
著作
レクイエム (1981年) ハヤカワ・ミステリ文庫 - 映画化(1999年『ブラウンズ・レクイエム』)
秘密捜査 (1982年) ハヤカワ・ミステリ文庫
血まみれの月 (1983年) 扶桑社ミステリー - ジェームズ・ウッズ 主演で映画化(『ザ・コップ 』)
ホプキンズの夜 (1984年) 扶桑社ミステリー
自殺の丘 (1986年) 扶桑社ミステリー
キラー・オン・ザ・ロード (1986年) 扶桑社ミステリー
ブラック・ダリア (1987年) 文藝春秋:「暗黒のL.A.シリーズ」第1部
ビッグ・ノーウェア (1988年) 文藝春秋:「暗黒のL.A.シリーズ」第2部
L.A.コンフィデンシャル (1990年) 文藝春秋:「暗黒のL.A.シリーズ」第3部
ホワイト・ジャズ (1992年) 文藝春秋:「暗黒のL.A.シリーズ」第4部
ハリウッド・ノクターン (1994年) 文藝春秋
アメリカン・タブロイド (1995年) 文藝春秋:「アンダーワールドU.S.A.シリーズ」第1部
わが母なる暗黒 (1996年) 文藝春秋
クライム・ウェイヴ (1999年) 文藝春秋
アメリカン・デス・トリップ (2001年) 文藝春秋:「アンダーワールドU.S.A.シリーズ」第2部
獣どもの街 (2004年) 文藝春秋
アンダーワールドUSA (2009年) 文藝春秋: 「アンダーワールドU.S.A.シリーズ」第3部
背信の都(2014年) 文藝春秋:「新・暗黒のLA四部作」第1部
関連項目
外部リンク