ザダル空港(ザダルくうこう、クロアチア語: Zračna luka Zadar)は、クロアチアのザダル近郊にある国際空港。ザダル市街から8キロメートルほど離れたゼムニク・ドニイ市に位置する。
歴史
早くもイタリア領時代の1936年には、アラ・リットーリアが定期商業便を運航していた。その後も成長を続け、2019年には年間利用客数801,347人のクロアチア第4の空港となった。かつては誘導路が公道を横切る、世界でも数少ない空港のひとつだったが、クロアチアの欧州連合 (EU) への加盟交渉の結果、2010年4月7日に公道が閉鎖されたことで解消された。その後、2020年に地下道が同じ区間に開通した。
2013年4月はじめにはライアンエアーがボーイング737-800を駐機させ、同社の拠点となった。2019年12月にはラウダ航空が3機のエアバスA320を来年夏に駐機させる方針を発表した。2020年夏には11の新路線ができる予定だったが、新型コロナウイルスの世界的流行のため2021年7月に延期となった。ラウダ航空によると、2021年7月には2機のエアバスA320-200を駐機させ、37の路線に使用する。
設備
ザダル空港は、クロアチア空軍の訓練基地も兼ねている。かつてはルフトハンザ航空の研修施設もあった。
就航路線
利用統計
ザダル空港の年間利用状況
年
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利用客数(人)
|
取扱貨物(トン)
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1976
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146,000
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N/A
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|
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2010
|
272,675
|
15,975
|
2011
|
284,980
|
19,457
|
2012
|
371,256
|
10,516
|
2013
|
472,572
|
17,267
|
2014
|
496,697
|
7,275
|
2015
|
487,652
|
12,791
|
2016
|
520,226
|
26,450
|
2017
|
589,468
|
5,925
|
2018
|
604,039
|
19,953
|
2019
|
801,347
|
2,517
|
2020
|
120,747
|
50
|
2021
|
513,093
|
274
|
2022
|
1,102,381
|
1,045
|
脚注
公式サイト
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ザダル空港に関連するカテゴリがあります。
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