サムソナイト

サムソナイト
Samsonite International S.A.
種類 株式会社
市場情報
略称 新秀麗(銘柄略称)
Samsonite
業種 スーツケース
代表者 Timothy Charles Parker (社長/CEO)
資本金 14.07百万USドル
売上高 15億65百万USドル
総資産 15億45百万USドル(2011年12月期)
決算期 12月末日
外部リンク 公式サイト
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サムソナイト(Samsonite)は、アメリカ発祥の、スーツケースおよびバッグ類のブランドであり、その商品を製造・販売する会社。日本では、「サムソナイト・ジャパン」が販売している。

本社データ

  • 社名:サムソナイト・コーポレーション(Samsonite Corporation)
  • 本社所在地:イギリスロンドン
  • 店舗数:直営店約400店。世界100ヶ国以上に展開。

世界展開

サムソナイトは主に、アメリカ、ヨーロッパアジアに地域本社があり、それぞれ地域に合わせた商品展開をしている。

  • アメリカ地域では、Samsonite Corporationが販売している。安価なスーツケースとして普及しており、スーツケースやビジネスバッグなどのまとめ売りなども見られる。
  • ヨーロッパ地域では、Samsonite Europe NVが販売している。サムソナイトブランドの衣服、靴、文房具、アクセサリー類も販売されており、スーツケースバッグのブランドというより、トータルブランドという受け止められ方をされている。値段も高額な場合が多い。
  • アジア地域では、Samsonite Asia Limited(香港に所在)が販売している。ヨーロッパ地域と同じ商品群から、取捨選択して展開している。

ほかに、世界で56もの現地法人を構える。

社歴

  • 1910年 - ジェシー・シュウェイダーにより、アメリカにて創業。
  • 1941年 - “ストリームライト”シリーズで大きく売り上げを伸ばす。
  • 1960年代初期 - “サムソナイト・クラシックアタッシュ”で再び市場を席巻。
  • 1964年頃 - 「エース」とライセンス契約を締結して、日本でのサムソナイト商品はエース社によって販売される。
  • 1969年 - 射出成形の外枠を用いた世界初のスーツケース“サターン”を投入。
  • 1970年代初期 - エース(株)エースバッグ北海道赤平工場で日本製サムソナイト・スーツケースの製造が始まる。
  • 1984年 - 高級旅行カバンのブランドリーダーである「ラーク」社を買収。
  • 1994年 - 「アメリカンツーリスター」社を買収。
  • 1999年 - サムソナイト・ブラックレーベル衣料事業部を設立して、旅行ウェア市場に進出。
  • 2004年 - エース社との日本国内におけるライセンス契約を解除。日本製サムソナイト・スーツケースの製造終了。
  • 2005年 - 「サムソナイト・ジャパン」社を設立。
  • 2011年 - 香港証券取引所株式上場。

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日本におけるアフターケア

日本法人設立前のエース株式会社とのライセンス契約による商品は、当初2009年末まではエース株式会社がアフターケアのサービスを行い、以後はサムソナイトジャパンが行う方針であった。しかし、両社の協議により、エース製造のサムソナイトは引き続きエース株式会社が、日本国外で製造されたものはサムソナイトジャパンがアフターサービスを請け負っている[2][3]

その他

  • 1970年代までに日本向けに製造・販売されていたスーツケースのロックは、ほとんどが同じもので、自分のカギで他人のスーツケースを開錠するすることが可能であった。このため日本人が海外旅行で盗難に遭うケースが頻発。1976年からは36種類のプライベートロックを追加料金で交換できるオプションを用意されたほか、1978年からはダイヤル式のロックも用意されるようになった[4]

脚注

  1. ^ 俳優 賀来賢人さんを起用した『サムソナイト ビジネス』の2023 SPRING /SUMMERシーズンビジュアルが公開”. PR TIMES (2023年5月22日). 2023年9月15日閲覧。
  2. ^ サムソナイト契約終了のお知らせ。
  3. ^ サムソナイトジャパン:カスタマーサポート(修理について)
  4. ^ スーツケースにご用心 37万個が同じ錠 盗難防止に役立たず『朝日新聞』1976年(昭和53年)1月7日、13版、19面

関連項目

外部リンク