プライスは、1990年代半ばのロモ(ロマンティック・モダニズム)のシーンに深く関わっており[3]、このシーンについて『Melody Maker』に大量の記事を載せ[4]、ジ・アルカディア (the Arcadia) におけるクラブナイトの宣伝の片棒を担ぎ[5]、さらにDJやツアー・マネージャーとして、ロモのパッケージ・ツアー「Fiddling While Romo Burns」に参加した[3]。
マニック・ストリート・プリーチャーズの伝記である『Everything』は、1999年に『ガーディアン』紙上でキャロライン・サリヴァン (Caroline Sullivan) が「史上最も速く売れたロックンロールの本 (fastest selling rock book of all time)」と評した[6]。後に『ガーディアン』紙はロックに関する書籍のトップ10 にもこの本を挙げた[7]。マニック・ストリート・プリーチャーズのギタリストであるリッチー・エドワーズについての小説『Richard』を書いたベン・マイヤーズ(英語版)は、『Everything』を「バンドの評伝としては、最も苦労した調査に基づいて、最も情熱的に書かれた本の一つである (one of the most exhaustively researched and passionately written band biographies in existence)」と述べている[8]。後に版元が、リッチー・エドワーズへの警察の捜査について述べられた批判の部分を削除したことをめぐり紛争が生じたため、プライスは2002年に再刊された版については権利をもっていない[9]。