グリーンダンサー (Green Dancer) はアメリカ合衆国で生産され、フランスで調教を受けた競走馬および種牡馬である。半弟にグリーンマウント(本邦輸入種牡馬、ライブリマウントの父)がいる。アレック・ヘッド調教師の息子フレディ・ヘッドが騎乗し、イギリスとフランスでG1競走を計3勝した。
経歴
競走馬時代
1974年にデビューするとこの年3戦2勝。オブザーバーゴールドカップに優勝している。
1975年はプール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)、リュパン賞とG1競走を連勝。前年からのG1競走3連勝を達成した。続くダービーステークスでグランディの6着に敗れ連勝はストップ。3ヶ月の休養を経てニエル賞2着の後凱旋門賞へ出走するが8着に敗れる。この年限りで現役を引退した。
種牡馬時代
1976年からは地元フランスのケスネー牧場で種牡馬入り。1982年からはアメリカのゲインズウェイファームで供用された。初年度産駒からプール・デッセ・デ・プーリッシュ(フランス1000ギニー)優勝馬アリアンヌを出し、その後も20年間に亘ってG1級の活躍馬を輩出し続けた。芝のマイルから中距離の競走を中心に多くの活躍馬を送り出し、1991年のフランスリーディングサイアーに輝いている。日本ではノーアテンション(スーパークリークの父)やエイシンプレストンの父として知られている。
2000年に高齢のため種牡馬を引退。同年12月8日に老衰のため死亡した。
主な産駒
()内はすべて勝利したG1レース、カタカナ馬名前の*は本邦輸入を示す。
- 1977年産
- 1978年産
- No Attention / *ノーアテンション(種牡馬、スーパークリークの父)
- 1979年産
- Oak Dancer / オークダンサー(1990-1991年アルゼンチンリーディングサイアー)
- 1980年産
- 1981年産
- 1982年産
- 1983年産
- 1985年産
- First Waltz / ファーストワルツ(モルニ賞)
- 1986年産
- Fantastic Look / ファンタスティックルック(ファンタジーステークス (アメリカ合衆国))
- 1987年産
- 1988年産
- 1989年産
- Market Booster / マーケットブースター(バイエルンツフトレネン)
- 1990年産
- 1991年産
- 1996年産
- 1997年産
母の父としての主な産駒
- 1985年産
- 1987年産
- 1989年産
- 1990年産
- 1991年産
- 1992年産
- 1994年産
- 1996年産
- 1998年産
血統表
脚注
外部リンク