グライツ(ドイツ語: Greiz)はドイツ・テューリンゲン州グライツ郡の都市。ゲーラの南南東約25キロメートル、エルツ山地の北麓、ヴァイセ・エルスター川沿いに位置する。
13世紀以来、ロイス家が当地を治めた。市内には2つの城、Oberes SchlossとUnteres Schlossがある。
ロイス家は16世紀に「兄系ロイス家」と「弟系ロイス家」に大きく分かれ、その後も分割相続を繰り返して多くの家門が出た。グライツは、兄系ロイス家の中心地のひとつであった。1768年、ロイス=オーバーグライツ伯家のハインリヒ11世 (de:Heinrich XI. (Reuß-Greiz)) は、断絶した同系のロイス=ウンターグライツ伯家を統合してロイス=グライツ伯家を創設。1778年、ロイス=グライツ伯家が諸侯の地位を得てロイス=グライツ侯国(兄系ロイス侯国)が成立し、グライツはその首都となった。
1918年、ドイツ革命が起き、ドイツ帝国が崩壊すると、君主制が廃止されて侯国は消滅した。兄系・弟系の両ロイス侯国の領域にはロイス人民州(Volksstaat Reuß、首都:ゲーラ)が成立したが、1920年にはテューリンゲン州(Land Thüringen)に統合された。
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