クーデレは、「クール」に「デレデレ」の略から作られた造語で、初見ではクールで近寄りがたいものの、打ち解けていくうちに好意的な態度、いわゆる「デレデレした態度」をとるタイプのことを指す言葉である[1][2][3][4]。「ツンデレ」の派生語[2]。
クーデレのキャラクターは感情表現が苦手なキャラクターや、口数が少ないため、感情を表現するのが苦手だったりするキャラクターに多いとされている[2]。特定の人物にはデレデレした態度をとるものの、その他の人間に対してはクールな姿勢を貫く場合や、相手が好きであることがバレるのが恥ずかしいため、あえてクールな態度を取る場合も「クーデレ」とされることがある[2]。
大東文化大学の教授である冨樫純一は、「ツンデレ表現を全く使用しないツンデレキャラクターが『クーデレ』に分類されるのではないか」と考察している。[5][2]。
『現代用語の基礎知識2007』内の記述によれば、「素直クールはツンデレと正反対の属性として命名された。しかしながら、ツンデレ同様、完全な定義というものは存在しない。」とされている[2][6]。すなわち「素直クール」とは「素直に愛情表現をするクールなキャラ」のことである。「クーデレ」はもともと「素直クール」の異称として作られた言葉だったが、次第に意味が変化して「素直クール」とは別物と見なされるようになった。