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この項目では、1986年公開の映画について説明しています。
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『クロスロード』(Crossroads)は、1986年公開のアメリカ映画。監督はウォルター・ヒル。
概要
ブルースを主題としたロードムービー。画面は主にカラー、一部モノクロ。実在のブルース・ミュージシャン(ギタリスト)、十字路に現れる悪魔に魂を担保にブルースの極意を得るという契約を交わしたとされるロバート・ジョンソンの「クロスロード伝説」をモチーフとしている。
日本公開は1987年4月。字幕は戸田奈津子が担当。キャッチ・コピーは『「伝説の曲」を求めて、青春の新しい旅が始まる』。
ストーリー
ジュリアード音楽院でクラシック・ギターを学んでいた少年ユジーンは、卓越したテクニックで周囲から期待されていたが、彼が本当に好きなのはブルースだった。伝説のブルースマン、「ブラインド・ドッグ・フルトン」ことウイリー・ブラウンが近所の病院にいると知ったユジーンは、ウイリーの所に押しかける。ウイリーは「ロバート・ジョンソンの30曲目」を知っていると語り、自分の町のミシシッピ州ヤズーシティに連れて行ってくれるなら、その歌を教えると言う。そして、2人はミシシッピ州に向かうが、バス代が足りず、メンフィスからは2人でさすらいの旅をすることとなる。
旅の途中、2人は家出少女のフランセスと出会い、共に旅を続ける。ユジーンはフランセスに惹かれていくが、ある朝、フランセスはウイリーにL.Aへ行くと言い残して去っていった。悲しみにくれるユジーンは、いつしかブルースの極意を掴んでいく。そして、かつてウイリーが悪魔と契約した十字路に着くと、「スクラッチ」という悪魔が現れた。ユジーンは、ウイリーを助けるため、スクラッチの手先であるジャックというギタリストと勝負する。ギター対決はユジーンが勝利し、スクラッチは契約書を破る。ウイリーの魂は自由になった。
2人はシカゴへ向かうが、ウイリーはユジーンに「シカゴまでは付き合うが、そこからは一人だ」と告げ、自分が見つけたブルースを他の場所に伝えていくようアドバイスする。
キャスト
音楽
音楽はライ・クーダーが担当し、劇中のギター・トラックも主にライの吹き替え演奏。サウンドトラックにはジム・ケルトナー、ネイザン・イースト、ヴァン・ダイク・パークス等も演奏で参加。また、スティーヴ・ヴァイがギタリスト役で出演し、終盤のギター対決シーンでは、主人公ユジーンのギター演奏の最後の部分も、スティーヴが吹き替え演奏している。
Track listing
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「Crossroads」 | Ahmad Jamal, Robert Johnson, Traditional | |
2. | 「Down in Mississippi」 | J. B. Lenoir | |
3. | 「Cotton Needs Pickin'」 | Frank Frost, Richard "Shubby" Holmes, John Price, Otis Taylor | |
4. | 「Viola Lee Blues」 | Noah Lewis | |
5. | 「See You in Hell, Blind Boy」 | Ry Cooder | |
6. | 「Nitty Gritty Mississippi」(not in the movie) | Fred Burch, Don Hill | |
7. | 「He Made a Woman Out of Me」 | Fred Burch, Don Hill | |
8. | 「Feelin' Bad Blues」 | Ry Cooder | |
9. | 「Somebody's Callin' My Name」 | Traditional | |
10. | 「Willie Brown Blues」 | Ry Cooder, Joe Seneca | |
11. | 「Walkin' Away Blues」 | Ry Cooder, Sonny Terry | |
関連項目
出典
外部リンク
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