ギグ(英: Gig)は、音楽の演奏において
- 小さなライブハウスなどでの短いセッション(大きな会場でのコンサートの際には使用しない)
- クラブなどで一度だけ演奏すること(ジャズミュージシャンから広まった)
などを指すスラング(俗語)である。
概要
本来は、特に職種は問わず、単発(日雇い)または短い期間の労働を示す言葉である。語源は諸説が入り交じっているため、正確な意味は不明である。
日本では、もっぱら音楽の関連用語として理解されている。本来は小規模な演奏会を示すが、日本ではロック音楽などのライブ全般の呼称として、規模にかかわらず用いられる。例えば、甲斐バンドは、都有5号地(現在の都庁)で行い3万人近く観客を集めた野外イベントを「THE BIG GIG」と銘打って開催した。また、BOØWYは、日本武道館、東京ドームと、どれだけ会場が大きくなろうとも、コンサートを「GIG」と題していた。なお、各駅前において展開する路上ライブのことをバンド間で「ギグ」と呼称する場合があるが、近年では死語となっている。海外での使用例としては、ピンクフロイドのアルバム『狂気』に収録されている楽曲「The great gig in the sky」などがある。
関連項目
- ギグワーカー - 一度限りの契約による労働を一度だけ演奏になぞらえている。