キャンパス・イノベーションセンターとは、東京地区と大阪地区の2か所に設置されていた施設である。主に大学の活動を支援したり、産官学連携のための拠点として設立された。2004年(平成16年)4月に供用が開始されて、多くの大学が入居しサテライトキャンパスを構えていた。
概略
センターの開設以来、独立行政法人国立大学財務・経営センターが運営、管理していたが、2007年(平成19年)12月24日に閣議決定された「独立行政法人整理合理化計画」[1] に基づき、同法人によるキャンパス・イノベーションセンター管理・運営業務が2009年度より廃止されたため、東京工業大学と大阪大学が経過措置的にそれぞれ東京地区と大阪地区の施設の管理・運営業務を行っていた[2]。
東京工業大学キャンパス・イノベーションセンターについては、その管理・運営業務を行う東京工業大学が「東京工業大学田町キャンパス土地活用事業」[3][4] による再開発を行うことに伴い[注釈 1]、入居していた他の大学はそれぞれの利用スペースを2021年度末で明け渡すことを求められ、退去することになった[5]。再開発のために建物は解体・除却されることが決まっている[6]。
東京地区
概要
- 名称:キャンパス・イノベーションセンター東京(2009年度以降は東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター)
- 所在地:東京都港区芝浦3-3-6(東京工業大学田町キャンパス敷地内)
- 建物:9階建、9,120平方メートル[7]
- アクセス
入居大学・組織
大阪地区
概要
- 名称:キャンパス・イノベーションセンター大阪(2009年度以降は大阪大学 中之島センター キャンパスイノベーションセンター)
- 所在地:大阪市北区中之島4-32-9(大阪大学中之島センター敷地内)
- 建物:地下2階 地上10階建、8,159平方メートル[8]
入居大学・組織
脚注
注釈
- ^ 2022年3月に他大学の利用スペースが明け渡された後、東京工業大学の再開発事業のための仮移転先として使用される。
出典
外部リンク