『カラオケ行こ!』(カラオケいこ)は、和山やまによる日本の漫画作品。
沿革
2019年8月25日に行われたオリジナル同人誌即売会「COMITIA129」にて、本作の同人作品が頒布される[4][2][1]。COMITIAでは即完売し、数回再販されるも本作は入手困難の状態に陥り、話題作となっていた[2][5]。2020年9月12日、同人作品に加筆修正や描き下ろし新話を加えて、KADOKAWAより単行本化される[5]。
2020年11月、本作の岡聡実を主人公とした続編『ファミレス行こ。』が『月刊コミックビーム』(KADOKAWA)12月号よりシリーズ読み切りとして連載開始[6][3]。同作では大学1年生になった岡聡実が描かれている[3]。同号では第0話が掲載された[7]。2021年4月に同誌5月号に掲載された話が第1話となる[7]。
2021年10月、『カラオケ行こ!』の朗読劇化が決定し[8]、同年12月19日に埼玉県ところざわサクラタウンのジャパンパビリオンホールAにて開催[8]。同年12月4日から26日まで、東京都のEJアニメシアター新宿5Fカフェ&ギャラリーにて、朗読劇の上演を記念してコラボカフェが開催された[9]。
2024年には実写映画版が公開[10][11]。同年、『ファミレス行こ。』が「マンガ大賞2024」にノミネートされる[12]。
2023年に『カラオケ行こ!』・『ファミレス行こ。』のスペシャルPVが公開[13]。朗読劇『カラオケ行こ!』からキャストは変更。
あらすじ
中学3年生の岡聡実と四代目祭林組若頭補佐の成田狂児との奇妙な友情を描いた物語。
コンクールの日、成田狂児は歌を教えてほしいと合唱部部長の聡実をカラオケに拉致する。何でも狂児のいる組では年に4回カラオケ大会が開かれ、そこで歌ヘタ王になると組長に刺青を彫られるという。刺青が嫌な狂児は何としてでも歌ヘタ王を回避すべく、カラオケで聡実の指導のもと特訓を始める。
登場人物
声の項は朗読劇 / スペシャルPVの声優(「 / 」が無い者は朗読劇のみ)、演の項は映画版のキャスト。
- 岡 聡実(おか さとみ)
- 声 - 市川太一[8] / 小林千晃[13]、演 - 齋藤潤[14]
- 森丘中学校の3年生、合唱部部長[4]。中学校最後の合唱祭を前に、声変わりで高音を出せなくなっていることを悩む。
- 成田 狂児(なりた きょうじ)
- 声 - 江口拓也[8] / 中村悠一[13]、演 - 綾野剛[14]
- 四代目祭林組の若頭補佐、39歳。組長主催のカラオケ大会での罰ゲームを恐れており、どうしても歌がうまくなりたい[4]。「紅」が十八番。
- 組長
- 声 - 三宅健太[8]、演 - 北村一輝
- 狂児が世話になっている四代目祭林組の組長。非常にカラオケ好きで絶対音感を持つ。組員によるカラオケ大会を行うが、最下位の組員に罰として珍妙な刺青を彫るクセがある。
受賞
書誌情報
映画
2024年1月12日に公開[10][21]。監督は山下敦弘、脚本は野木亜紀子[10]。主演は綾野剛[14]。
岡聡実役については2022年にオーディションが開催され[22][10]、齋藤潤に決定した[14]。2023年9月に追加キャスト発表[23][11]。
キャスト
主要人物
森丘中学
祭林組
その他
スタッフ
脚注
出典
外部リンク
- 映画
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