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ウデヘ語 (ウデヘご、ウデヘ語: Удиэ кэйэни[2] 、ロシア語 : Удэгейский язык , 英語 : Udege language )またはウデゲ語 は、ウデヘ族 の言語で、ツングース諸語 に属する。
語彙
ウデへ語はナナイ語 から様々な語の借用をしており、以下の例のようにウデへ語の固有語彙がナナイ語、あるいは周辺の有力な言語に置き換わったものもある。
代表的な借用語
元の単語 現在の単語 借用されたナナイ語 意味
usasa banixe banixa ありがとう
etete dœlbo dœbo 仕事
(無し) daŋsa daŋsa ただし、このナナイ語も普通話 のdāngzi(档子 )からの借用語 本
一般的に、ウデヘ語とナナイ語の高レベルでの同化は、ビキン 地方で発見されてきた。ウデヘ語もまたビキン地方のナナイ語の方言に、二重母音の短母音化、鼻音の口音化(denasalization)、減らされた最後の母音の消滅、子音で単語が終わらないように母音を最後に挿入する、母音の間にある[w]音の消滅など音韻学的な影響を与えた。
表記法
ラテン文字表記、キリル文字表記があるが、現在ロシア連邦 におけるウデヘ語教育に使用されているのは後者である。
ラテン文字表記
1931にウデヘ語とウリチ語 のために教科書が出版され、ユージン・R・シュナイダーはKhorの方言に基いてラテン語表記を設定した。この表記法はソビエト連邦 の影響下にあったモンゴル語 のラテン文字表記と同様に1931年から1937年の6年間しか使用されなかった。
A a
Ā ā
B в
Є є
D d
Ӡ ӡ
E e
Ē ē
Æ æ
F f
G g
H h
I i
Ī ī
J j
K k
L l
M m
N n
Ņ ņ
Ŋ ŋ
O o
Ō ō
Ө ө
P p
R r
S s
T t
U u
Ū ū
W w
X x
Y y
Z z
’
キリル文字表記
1991年に教師向けのウデヘ語教育マニュアルが作成され、キリル文字 母音の上下に補助符号を付けたキリル文字表記が設定されたが、「サンクトペテルブルク版」と「ハバロフスク版」の二種類表記法があり、現在はハバロフスク版を用いて教育されている。
サンクトペテルブルク版
А а, Б б, В в, W w, Г г, Д д, Ә ә, Е е, Ё ё, Ж ж, З з, Ӡ ӡ, И и, Й й, К к, Л л, М м, Н н, Ӈ ӈ, Њ њ, О о, П п, Р р, С с, Т т, У у, Ф ф, Х х, Ц ц, Ч ч, Ш ш, Щ щ, Ъ ъ, Ы ы, Ь ь, Э э, Ю ю, Я я
ハバロフスク版
А а, Б б, W w, Г г, Д д, Ә ә, е, ё, Ӡ ӡ, И и, Й й, К к, Л л, М м, Н н, Ӈ ӈ, Њ њ, О о, П п, С с, Т т, У у, ф, Х х, Ч ч, Ц ц, ю, я.
関連文献
脚注
^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “ウデヘ語” . Glottolog 2.7 . Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/udih1248
^ В.Т.Кялундзюга, Н.Е. Кимонко, Е.В.Перехвальская, Г.С. Скороспелкина -- Удиэ кэйэни (Удегейский язык) -- p.169 -- Учебное пособие для учащихся общеобразовательных школ -- 2 класса -- Хабаровск 2018