イェトスト (gjetost) はノルウェーで生産されるチーズ。"gjet"(イェト)は「ヤギ」を、"ost"(オスト)は「チーズ」をあらわすノルウェー語で、すなわち"Gjetost"は「ヤギのチーズ」の意[5]。乳清(ホエー)を煮詰めてカラメル状にすることにより茶色の外見を見せる、brunost (brown cheese) というジャンルのチーズのひとつ[5][6]。ベースとなる乳清には牛乳を使い、10%以上のヤギ乳を混ぜ、さらにクリームや乳糖を添加してつくられる[4]。かつては乳清もヤギ乳を使っていた[2][4]。
外見と味はチーズ離れしており、チョコレートキャンディー[2]やキャラメル[4]に似るとされる。ノルウェーにおいては朝食時に薄くスライスして食す[4]。紅茶やコーヒーと相性がよい[2]。
なお、日本における位置づけとして、輸入通関上はホエーチーズすなわちナチュラルチーズに分類されるものの、『乳等省令』による「種類別」では2005年5月16日まではナチュラルチーズ、それ以降は濃縮ホエイ(濃縮ホエー)として分類されるようになっている[7]。