ア・ポブラ・ド・ブロジョン(A Pobra do Brollón)は、スペイン、ガリシア州、ルーゴ県の自治体。コマルカ・ダ・テーラ・デ・レモスに属し、またリベイラ・サクラ地区を構成する。ガリシア統計局によると、2010年の人口は2,066人(2008年:2,162人、2001年:2,609人)[1]。住民呼称はbrollonés/-esa、または男女同形のpobrense。カスティーリャ語表記はPuebla del Brollón。
ガリシア語話者の自治体住民に占める割合は98.18%(2001年)。
地理
ア・ポブラ・ド・ブロジョンはルーゴ県の南部に位置し、コマルカ・ダ・テーラ・デ・レモスに属する。隣接する自治体は、北がオ・インシオ、東がサモスとフォルゴーソ・ド・コウレルとキローガ、南がリバス・デ・シル、西がモンフォルテ・デ・レモスとボベダである。自治体中心地区は ア・ポブラ・ド・ブロジョン教区の ア・ポブラ・ド・ブロジョン地区[3]。
ア・ポブラ・ド・ブロジョンはモンフォルテ・デ・レモス司法管轄区に属する[4]
人口
経済
ア・ポブラ・ド・ブロジョンの主要経済は第一次産業(就業人口の86.1%が従事)で、次いで第三次産業分野(9%)第2次産業分野は非常に少数である(4.9%)。
農業分野ではジャガイモ、トウモロコシ、ライムギの栽培が中心で、またクリ生産も非常に重要である。作物は主に家畜飼料用で、牛乳生産のための牛の牧畜、ブタ、羊などが飼われている。他には林業がある。また、ブドウ生産も盛んで、D.O.リベイラ・サクラとして知られており、サブゾーンのキローガ=ビベイ地区に属している。
工業分野では採石業がある。サービス業は、自治体中心地区に集中しており、規模は零細であるが、観光・飲食業関係、またアグリツーリズムなどがある。
政治
自治体首長はガリシア民族主義ブロック(BNG)のホセ・ルイス・マセーダ・ビラリーニョ(José Luís Maceda Vilariño)[7]、自治体評議員はガリシア民族主義ブロック:4、AEI POBRA DE BROLLÓN[8]:3、ガリシア国民党(PPdeG):2、ガリシア社会党(PSdeG-PSOE):2となっている(2011年5月22日自治体選挙結果、得票順)[9]。
2011年5月22日の自治体選挙
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政党
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得票数
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得票率
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獲得議席
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BNG
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570
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36.73%
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4
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AEI POBRA DE BROLLÓN
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389
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25.06%
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3
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PPdeG
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315
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20.30%
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2
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PSdeG-PSOE
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272
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17.53%
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2
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教区
ア・ポブラ・ド・ブロジョンは22の教区に分けられる。太字は自治体中心地区のある教区[3]。
- アブレンセ(サン・ショアン)
- バルシャ・デ・ロール(サンタ・マリーニャ)
- カネード(サン・ミゲル)
- カストロンセーロス(サンティアーゴ)
- カストロサンテ(サンタ・マリーニャ)
- セレイシャ(サン・ペドロ)
- エイション(サン・シュルショ)
- フェレイロス(サン・サルバドール)
- ア・フェレイルーア(サン・マルティーニョ)
- フォルネーラス(サン・コンバ)
- ラマイグレーシャ(サン・ペドロ)
- リニャーレス(サン・コスメ)
- オウタラ(サンタ・マリーア)
- パラーダ・ドス・モンテス(サンタ・エイネス)
- ピネル(サンタ・マリーア)
- ピーニョ(サンタ・マリーア)
- ア・ポブラ・ド・ブロジョン(サン・ペドロ)
- サー(サンタ・マリーア)
- サルセード(サン・ショアン)
- サンタージャ・デ・レイ(サンタージャ)
- ベイガ(サン・シアン)
- ビラチャー(サン・マメーデ)
参考文献・脚注
外部リンク