アサイーボウル

アサイーボウルの典型例

右はおそらくクルミ

市場で売られているアサイーの果実

アサイーボウル（英: açaí bowl）は、ブラジル発祥のデザート。アサイーのスムージーを基本として、キウイフルーツやバナナやイチゴなどのフルーツやグラノーラなどのシリアル食品をボウルにトッピングしてつくる^[1]。

アサイーの原産地であるアマゾンでは、お椀状の器（tigela）にアサイーのピューレを入れ、ファリーニャ（キャッサバ芋を炒って粗挽きの粉状にしたもの）をかけ、川魚のフライやエビのソテー、干し肉などのおかずを供したり、砂糖とタピオカ（キャッサバ芋のでんぷんを炒ってフレーク状にしたもの）を混ぜて主食としたりする。これを現地でアサイー・ナ・チジェィラ（葡: açaí na tigela、直訳すると「お椀の中のアサイー」）とも。

2000年頃よりアサイーがブラジルの都市部へ輸送されるようになってから、お椀で食べるスタイルと呼び名はそのままに、アサイーがスムージーになりトッピングが乗せられる形に進化した。さらに英語で「Açaí Bowl」と訳され、世界で知られるデザートとなった。例えばハワイでは定番のスイーツの1つとされる^[2]。

日本では2000年代後半に飲食店が扱うようになった。2010年代に一度ブームとなり、2020年代に人気が再燃した^[1]。アサイーの栄養価が高いことが評価されているほか、トッピングを含めて色合いが鮮やかなため、ピューレ状の冷凍アサイーを使って家庭でつくる人もいる^[1]。

脚注

1. ^ “アサイー人気再燃／栄養豊富な果実 アレンジ色々”. 読売新聞 (2024年11月1日). 2024年11月6日閲覧。
2. “若者中心に人気再熱　ハワイの定番スイーツ「アサイーボウル」”. 佐賀新聞 (2024年8月16日). 2024年11月6日閲覧。

外部リンク

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