『わグルま!』は株式会社GMOゲームポット(Gamepot Inc.)によるソーシャルゲーム。魔界で女の子モンスターを使役して、戦闘や部屋作りをしていくという内容の箱庭ゲームで、ジャンルはシミュレーションゲームである。基本プレイは無料で、任意の課金システムが存在していた。
ブラウザ版はYahoo!モバゲーよりサービスが開始され、その後ハンゲーム、ゲソてん、mixi、ニコニコアプリ、REAL WORLDが追加されて計6サイトで運用された。サービス期間は2010年12月28日 - 2014年6月30日。
ブラウザ版のサービス終了から約3年後の2017年9月1日より『わグルま!!』のタイトルでスマートフォン(iOS / Android)向けゲームアプリとして再開されたが[1]、2018年9月28日をもってサービスを終了し、本作は2度目の終了を迎えることとなった。
また、過去にはスピンオフ作品であるスマートフォン向けアプリ「わグルま★」が存在していた(2015年12月28日サービス終了)。
プレイヤーは、魔界に落ちた人間の魂が転生した「転生悪魔」となり、モンスターを使役して魔界の統治の手助けをすることになる。
ゲーム内の目的は主に2つある。
また、ほぼ毎週開催されるイベント・キャンペーンや、いたずらCGを収集するなどの要素もある。
わグルま!の世界にはイベントの進行やシステムの案内人であるNPCキャラクター、プレイヤーが使役する女の子モンスター、その他イベントで討伐するボスモンスターが存在する。
基本プレイは無料であるが、一部アイテムはWebマネーで購入可能である。(ゲーム内での通貨単位は運用しているプラットフォームによって異なる(例:Yahoo!モバゲー→モバコイン、ニコニコアプリ→ニコポ)。
有料アイテムを購入するかしないかはプレイヤーの自由である。
画面上を徘徊するモンスターをクリックすることで、モンスターに行動を指示することができる。
門田次弘は、キャラクターを中心としたメディアミックスを展開したいという考えから、プロデューサとして本作の開発に携わった[3]。
門田は「常にユーザーの声を意識し、双方が良いと思うものが一致していれば、すぐにでも追加する」とGamerとのインタビューの中で述べており、たとえば大型アップデート直前の2012年11月30日に登場した妖精蜂フェビーネは、門田自身の好みとユーザーの要望が一致したことによって登場が決定した[3]。
門田は、2012年12月に実施された大型アップデートをシーズン2と位置付けている[3]。
門田は開発当初から主題歌の実装も考えており、2012年12月の大型アップデートで実現を果たした[3]。 主題歌である『魔界は天国』の作曲者には佐々木宏人が起用され、なんでもありという本作の雰囲気に合わせ、魔界ながらも明るい雰囲気の楽曲として制作された[3]。また、最近登場したキャラクターに歌わせたいという門田の意向により、同年4月に登場したメリジム役の藤田彩と10月に登場したヨウコ役の諏訪彩花によるユニット「グルでび!」が『魔界は天国』を歌うこととなった[3]。
『わグルま★』は育成要素のあるリズムアクションゲームであり、魔界で女の子モンスターを使役して、プレイヤーがリズムゲームをしながら、歌やダンスなどのトレーニングを積ませるなどをして、魔界へアイドルデビューさせるという内容ある。 登場キャラクターは、わグルま!に登場したキャラクターの一部で、モンスターエッグやレアリティなどの一部のシステムはわグルま!から引き継いでおり、部屋やキャラの様子などは3Dで表現されるようになった。しかし一方で、家具作りや家具配置、部屋の拡張やいたずらなど、箱庭ゲームの様な要素はほとんどなくなった。 こちらも基本プレイは無料だが、任意の課金システムが存在する。2015年12月28日をもってサービス終了したが、公式サイトでは告知されずニュースサイトで告知された[4]。
『わグルま★』のディレクター・中曽根智也は、元々音楽ゲームが好きで、かわいいキャラクターによるダンスを見ることが好きだったことから、音楽ゲームと本作を組み合わせることを考えていた[5]。 本作には多数のキャラクターが登場していた上に音楽も良質だったことから、音楽ゲーム『わグルま★』の開発が決定した[5]。 キャラクターの振り付けは声優の榊原ゆいが務めた[5]。これは、本作の開発元であるGMOゲームポットが当時運営していた『トキメキファンタジー ラテール』に出演していたことがきっかけで実現したことである[5]。
『わグルま★』の開発にあたり、キャラクターに本格的なダンスを踊らせたいということで、振付にはモーションキャプチャーが取り入れられたものの、社内では初めての試みだったため、撮影方法のノウハウがなくて苦労したと中曽根はGamerとのインタビューの中で振り返っている[5]。 また、ゲームの中に登場するキャラクターは2頭身で描かれており、細かな動きの表現が難しいことから、不自然に見えないように細心の注意が払われた[5]。例えば、手を上に上に挙げる動作をした場合、そのままでは頭に手が刺さったように見えてしまうことから、角度を調整して自然な動きに仕上げられた[5]。
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