ふるさとCM大賞(ふるさとシーエムたいしょう)は、日本各地のテレビ局などが主催し、各市町村が制作する地元PRのコマーシャルを集めて行われるコンクールである。
概要
各市町村が「自分たちのふるさとの良さ」をアピールする「手作りのふるさとCM」を制作し[1]、持ち寄って開かれるコンクール。企画・制作・撮影・出演等のすべてが各市町村の広報担当者、もしくは地域の人々に委ねられ[1]、それぞれの市や町や村の魅力を、地域の情報や自慢、観光、物産、伝統、人物、動物、歴史、自然などをテーマにしCMを創り上げる[2]。CMの長さは一般的に30秒。
地域振興の一端を担う役割もあり[3]、CM制作は各市町村の役所・役場などの地方自治体が主体となることが多いものの、学校単位での参加や、一般団体[4]、個人制作、小中学生[5]の作品を広く募るコンクールもある。
沿革
1994年に山口県のTBS系列の放送局、テレビ山口(tys)により「山口県ふるさとCM大賞」が開催され[5]、もっとも長く続いているコンクールとなっている。その後、2000年に山形県のテレビ朝日系列の放送局、山形テレビ(YTS)が「山形ふるさとCM大賞」を開催して以後、主に各地のテレビ朝日系列局[注 1]などが主催となってコンクールを開催している。
放送
コンクールの模様は主催するテレビ局で番組として放送される[6][7]。また、県外の系列各局での放送や、参加賞として出展されたCMをすべて放送する局もあり[4]、県内外の他市町村への自市町村のPRにも有効なものとなっている。
東北6県では各県の大賞(最優秀賞)作品を集めた「東北ふるさとCMフェスティバル」が東北のテレビ朝日系列の基幹局である東日本放送の主催で開催され、後日、系列局でその模様が同時放送されている[8]。このフェスティバルではCMに順位は付けず、その内容にあった賞が与えられ、それぞれのCMが東北6局で30回、年度内に放送されることになっている[8]。
2020年度以降は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、開催を中止・延期した地域がある[9]。
ふるさとCM大賞の一覧
現在
過去
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク