にわの まこと(1964年5月1日 - )は、日本の漫画家、同人作家。鹿児島県川内市(現・薩摩川内市)出身。
アッパー系ギャグを基本としたヒーローアクション及びスポーツ漫画のジャンルを得意とする。
来歴
1981年、鹿児島県立川内商工高等学校在学中の17歳の時に『週刊少年ジャンプ』に投稿した野球物の読切「迷勝負!?」で第14回(昭和56年度上半期)赤塚賞佳作を受賞。1986年に「THE MOMOTAROH -村上伸一君の場合-」で第25回(昭和61年度下半期)赤塚賞佳作を再び受賞し、茨木政彦に誘われ上京。翌、1987年に『週刊少年ジャンプ』連載の「THE MOMOTAROH」で連載デビュー。その後、週刊少年ジャンプ誌上で計5作品の連載を持つ。1998年には、一年の間に二作(9号で「陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!」が終了、51号で「Base Boys」が終了)が最終回になっている。一年に二作連載が終了した作家は、週刊少年ジャンプ史上、荘司としおとにわのの2人しか存在していない。
『週刊少年ジャンプ』との専属契約を解消した後は『ビジネスジャンプ』や『週刊コミックバンチ』、『ヤングキング』『漫画ゴラク』など青年誌に連載を持ち、また同人誌で自身の代表作2作品の主人公を対戦させたり、ジャンプ時代の作品を他誌で復活させたり、児童向け漫画雑誌(別冊コロコロコミック・コミックボンボン・プレコミックブンブン)や成人コミックにまで進出したりと幅広い執筆活動を行っている。
プロレスやプロ野球、特撮の熱烈なファンとして知られる。趣味は草野球や筋トレ、映画鑑賞などで、かつて学生プロレスのリングに上がっていた事もある。
2007年9月号の「月刊少年ファング」休刊号で、さいとうたかを原作の特撮ヒーロー「超人バロム・1」のリメイク作品を発表、また2016年には石ノ森章太郎原作の特撮ヒーロー「変身忍者 嵐」のリメイク作品である「変身忍者 嵐Χ(カイ)」を『コミック乱』にて不定期連載している。
2017年11月27日、プロレスと漫画を融合させたイベント『にわのまこと画業30周年 2.5次元プロレス「夢幻大戦」』を新宿FACEにて開催、原作/脚本/演出/総指揮を行った[1]。
2019年5月、脳梗塞と心筋梗塞を併発[2]し緊急入院したが、その後回復し復帰[3]した。
主な作品
読切作品
- トルネードクラッシャー野武 (1994年、週刊少年ジャンプ 増刊Summer Special掲載)
- 超進化武装生命体DRaGon ArmS (1997年、赤マルジャンプ'97Summer号掲載)
- 闘神スサノオー (1998年、週刊少年ジャンプ17号掲載)
- 血界(1998年、赤マルジャンプ'99Winter号掲載)
- USHIBAKA VS KOHTETSUROH 地球いただくモン(1999年、eジャンプ掲載)
- くのイチ忍俠伝 ホタル(2002年、BJ魂No.5掲載)
アシスタント
脚注
外部リンク