『さぶ』は、山本周五郎の時代小説。1963年1月から1963年7月まで「週刊朝日」に連載され、1963年8月に新潮社ポケット・ライブラリから刊行された。江戸下町の表具店に働く2人の青年の友情を描く。現在は新潮文庫に収録され、ロングセラーとなっている。新潮文庫版の累計部数は100万部を超える[1]。
舞台化され、前進座や松竹の舞台で上演されている。また、映画化やテレビドラマ化もされた。
あらすじ
江戸の下町両国で、雨で泣いているさぶの姿を見た栄二はさぶを慰める。二人は経師屋芳古堂で働いていた。しかし無実の罪をきせられ人間不信におちいった栄二は、人足寄せ場で苦難や試練と闘うことになる。
書誌情報
映画
1964年3月25日、日活系にて公開された。
原作では江戸時代だった物語の舞台を明治初期に置き換えており、それに合わせて設定も一部変更されている。
キャスト
テレビドラマ
1966年のテレビドラマ
2002年のテレビドラマ
2020年のテレビドラマ
『山本周五郎ドラマ さぶ』と題し、NHK BSプレミアムの「スーパープレミアム」にて2020年1月11日の21時から22時59分に放送された。杉野遥亮と森永悠希のダブル主演[2][3]。
また、NHK BS4Kにて2020年1月18日の19時から20時59分に放送された。
キャスト
主要人物
その他
スタッフ
- 原作 - 山本周五郎『さぶ』
- 脚本・演出 - 戸田幸宏(NHKエンタープライズ)
- プロデューサー - 村松秀、三好保洋
- 制作統括 - 柴田直之(NHK)、西村崇(NHKエンタープライズ)、橋立聖史(ランプ)
- 制作 - NHKエンタープライズ
- 制作・著作 - NHK、ランプ
舞台
1968年の舞台
- 上演期間
- 1968年9月1日 - 10月27日、芸術座
- スタッフ
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- キャスト
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2003年の舞台
- 上演期間
- 2003年1月2日 - 27日 - 新橋演舞場
- キャスト
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宝塚版
宝塚では白い朝のタイトルで公演している
1974年の公演
- 月組公演
- 1974年1月31日 - 2月26日(新人公演:2月23日)、宝塚大劇場
- 形式名は「ミュージカル・プレイ」
- 10場
- 併演は『ロマン・ロマンチック』
- スタッフ
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- 主な配役・本公演
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- 主な出演・新人公演
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1997年の公演
- 花組公演
- 1997年10月25日 - 11月11日、宝塚バウホール
- 1998年2月28日 - 3月8日、日本青年館
- スタッフ
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- キャスト
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前進座
脚注
参考文献
- 編集発行人:橋本雅夫『宝塚歌劇の60年別冊・年譜 最近の10年』宝塚歌劇団、1974年。
外部リンク